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この仕事がキツかった!工場派遣編

2017.07.11 09:10

引越しで遠方となり前職を退職したあと、海外行きの予定が半年の間に二度あり、長期での仕事を探せないため資格取得に励みながら生まれて初めての工場派遣を経験しました。(資格は無事に取得できました♪)


わたしの行っていた工場派遣はフルタイムですが、週1回から入れるうえにシフトは前の週に入りたい日を連絡すれば良いという、かなり緩い感じの勤務形態でした。1週間の休みなども自由に取得できるため、海外旅行へ行きたいわたしにはピッタリの条件。


海外行きのあと続けるかどうかは決めていなかったですが、派遣登録の際には「とにかく常時人手不足なのでフルタイム週5でも、入れる日だけのスポット派遣でも、どっちでもOKです。スポット派遣ならシフトは前の週に提出して、基本的に希望の曜日に入ってもらえます。」と説明があり、かなり都合のつきそうな内容だったのでとりあえず行ってみることにしました。


仕事は化粧品・アクセサリーなど小物の包装がほとんどで、ライン作業がメイン。ただし海外輸出向けの物流センターが併設されており、日によっては物流のほうで梱包や検品、棚卸しや出荷作業をすることもあるとのこと。


どっちが楽かとかあんまり考えないまま迎えた初日、初めての工場派遣はしょっぱなから驚きの連続でした。


まず出勤すると名簿を確認して自分が今日配属されている場所(ライン作業の場合はラインの配置が決められています)を確認し、着替えます。


わたしが行っていた工場は社員・パート以外に派遣社員が100名以上いて、基本的に派遣社員は各派遣会社の営業マンが取りまとめていました。


派遣会社は3社入っており、出勤して配属場所を確認したら、派遣会社ごとに分かれた派遣会社の更衣室でまずはユニフォーム(作業着)に着替えます。ちなみにわたしが行った工場ではライン作業に配属されると全身着替えが必要で物流のほうだと上着を着替えるだけと、部署によってユニフォームが違うため

着替えに関しては物流のほうが圧倒的に楽でした。


だって更衣室は狭いのに、一気に2〜30人集まって着替えるからプライバシーもへったくれもない。場所がなくて着替えにくいのにズボンまで全部脱がなきゃいけないとか「これ夏場は死ねるな」と思うレベルですよ。


最初に配属されたのがライン作業だったため、全身お着替えタイム。


着替えたあとは一旦食堂に全員が集まり、派遣会社ごとに営業マンによる点呼と朝礼が行われます。その後いよいよ工場内に入るという仕組みになっていました。


入場前には全身に掃除機みたいなのをかけてホコリを吸い取り、手を洗って消毒する必要がありましたが、食品工場ではないため衛生はそこまで厳しくなかったです。


海外に行く予定が立て込んでいたため長期の仕事が探せないという事情があり工場派遣に手を出しましたが、わたしの働いていたところはシフトを自由に組めるという点もあってか子育て中の主婦が多く、工場派遣の感想でよく見かける「ヤバイ人がいた」みたいな経験はほとんどありませんでした。


週5フルで入っているのは子育ての終わった40代後半から50代が1番多く、20〜30代とみられる人は長く働いているリーダー格の人ばかりだったと思います。


初心者は基本的に初心者マークをつけられ、周囲の人が一目で不慣れなことを判断できるようなシステムとなっていました。


ちなみに、ここの工場は基本的にラインごとにパート社員が責任者として配置されており、正社員は生産管理や事務仕事などに携わっているため現場にはほとんど出ていませんでした。工場の正社員がいかに恵まれた立場にいるか思い知らされた感じです。


ラインの責任者であるパート社員は、20代から50代頃まで幅広い年齢層がいますが、全員女性(。º̩̩́⌓º̩̩̀).゜女性ばかりだからなのか、あとあとヒステリックなリーダーやえこひいきするリーダーがいることが分かってきます。


工場内へ入る前に確認した、自分の割り当てられているラインの周囲に集合して始業時間を待ちます。体操と朝礼が終わるとラインリーダーが全員を集めるのですが、このときに難しい作業や速さを求められる作業を行うラインの場合、初心者は大抵ラインの外へ出されます。


初心者でも簡単に出来る場所に配置されているベテラン派遣さんとのトレードが行われるわけで、初期配備の位置はほとんどアテにならないことにも後々気付きました。


初日、わたしももちろんトレードに出され、結局1日中、ライン作業に入っている人達を補助しながらダンボールを潰したり作ったりして過ごすことになったのです。


一日で筋肉痛になりました(。º̩̩́⌓º̩̩̀).゜


ただ、身体を動かす仕事は初めての経験だったので妙な爽やかさを感じたのも事実。


家に帰ってお風呂に入るとグッタリしてしまったけど、その後5日間は連続で工場派遣に行きました。


工場派遣は仕事も肉体労働なのでなんとなくしんどいですが、それ以上に辛いのは女性の多い職場特有なのか人間関係と職場環境でした。


派遣も食堂でランチメニューなど食べられるのですが、一方で昼休憩でも外に出ることが出来ないため監禁された気分。


ライン作業ではリーダーさんが優しいとトイレに行ったりも気軽に出来ましたが、リーダーさんがキツイとトイレも行きにくいなぁと遠慮してしまったり、怒られるのが怖くてビクビクしながら作業したりと、

お給料は出ますがこれでは刑務所みたい!

と感じてしまいました。


わたしの場合は短期で、好きなときに入れるため日払い派遣の感覚があり気楽なものでしたが、この仕事を週5日、フルタイムで行くのは到底無理だなぁと思ったものです。


自分よりはるかに年上の女性でも楽しそうに働いているので、たぶん慣れとコツがあるのでしょうけど…。


あと、人間関係といえば、派遣のおばちゃん達の派閥とパート社員の口の悪さに辟易としたものです。


まぁ派閥に関してはグループに入りづらいだけで明らかにおばちゃん達より若い場合(30代なら100パーセント若いです)、めちゃくちゃ仲良くもなれない代わりに結構親切に手取り足取り教えてくれたりもするのでイジメられるとかハブにされるみたいなイメージではありませんでした。


人数が多いし平均年齢も高かったためか、仲良しな人は出来ませんでしたが、お昼休憩を一人で過ごしていても浮かず、それはそれで居心地良かったです。


ただ、なんか忘れ物したり、体調悪くなったりトラブルがあるときには仲良しのベテランさんあたりいるほうが気分的に楽でしょうけどね。


女性ばかりの事務職とかコールセンターより人間関係はドライで、一時しのぎの仕事と捉えると働きやすかったです。


一方で、ラインのリーダー格あたりになると言葉遣いが粗かったり、キツイ人もいるのでそういう人の下で作業する日は胃が痛くなったもんです。それも、その日限りと思えば苦痛じゃないんですけど、連日続いたりすると暗澹たる思いに駆られました。


全体的に、わたしが働いていた工場はたぶん働きやすい部類に入るし、環境も悪くはなかったのですが、やはりずっと続けられる仕事ではないなぁと実感。体力もいるし、毎日同じような作業をしていると、まるで自分まで機械になったような気分になり、帰宅したときの疲労感が半端なかったです。


30代の女性だとまだ若くて「使える」と判断されやすいため目を付けられる可能性は低そうです。わたしの働いていた場所は人間関係も基本は悪くなさそうでしたが、やはり仕事が遅い人、手際の悪い人などは目をつけられていつまで経っても小さなことで注意されたりもしていました。


長く働くほど『慣れているはずなのになんで出来ないの』みたいな感覚を持たれやすくなりますが、単純作業なだけにこのあたりは向き不向きの問題でもあるかなぁと思います。


これから工場派遣のお仕事をしようという人がいたら、わたしは自分の経験を踏まえて、

数週間働いて慣れないようなら別の場所を探すべき!

と伝えたいです。


派遣のメリットは仕事が見つかりやすく、辞めやすいこと。いつまで経っても慣れなかったり失敗ばかりするという場合のほか、働く環境が悪い、人間関係がイマイチ、なんていう居心地の悪さを感じたときなど、さっさと次の働き先を探してしまえば良いと思います。