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【考察】BUMP OF CHICKEN『記念撮影』が伝えたいこととは?

2017.07.07 09:22

どうも、ToRoです。


先日、7月5日0時に突然配信が開始されたBUMP OF CHICKENの新曲『記念撮影』。


最近、深夜の情報解禁や楽曲配信が多くて、つらいです(笑)

ねむれなくなるじゃないですかあぁああああああ!!!!!!!


はい、この楽曲は実は現在放送中の日清食品カップヌードルのCMタイアップ曲なのです。

音楽番組やニュース番組で話題になっていましたね!ニコルとか!



淡い青春を描いたCM

こちらのCM、あの名作『魔女の宅急便』のパラレルストーリー。

「キキ」や「とんぼ」がこの現代で高校生活を送っていたら?を描いた作品となっています。

淡くてドキドキするような恋模様が描かれています!!


さて、前置きはここまでとして、楽曲の考察いってみましょう!!!



楽曲考察

※考察はあくまでも僕が感じた内容です。受け取り手それぞれの解釈があります。


最初に楽曲を聴いて想像したイメージは、日々の仕事に追われて疲れきったサラリーマンが、夕方の公園を通った時に、ふと学生時代の淡い恋の思い出を思い出して、その思い出(過去)があるから今まで頑張れて来れたんだ、だからこれからも頑張れるはずなんだ、と決意してまた明日頑張るぞ!って感じの曲に感じました(笑)


ノスタルジックなイントロのアルペジオ、藤くんの優しい歌声が、何故か夕方をイメージさせたんです。

「車輪の唄」並の胸キュン、切ない物語ですが、この歌で大切なのはその淡い思い出というよりも、思い出、つまりその過去があるから今がある、ということを歌っているのではないでしょうか。

(宇宙飛行士への手紙、rayなどでずっと歌っていることですねw)


さて、それでは冒頭から歌詞をみていきましょう!

(歌詞はこちら)


Aメロ

目的や理由のざわめきからはみ出した 名付けようのない時間の場所に 
紙飛行機みたいに ふらふら飛び込んで 空の色が変わるのを見ていた 

ここの部分の時間軸は微妙ですが、"現在"が妥当かなと。語り始めというか。

あの頃は、学校やバイトなど決められた時間から外れた、自由な時間があった。簡単にそっちに飛び込むことが出来たなぁ」という物語の導入。


空の色が変わると歌っているので、きっと「夕方」をイメージしたのでしょう(笑)


A'メロ

ここの時間軸は"過去"かな。

「一本のコーラを挟んで」という表現が何とも言えない距離感を表現してますね!

離れず、くっつかず、コーラ1本分の距離なんです。もどかしい(笑)


この距離感が、恋愛をイメージさせ、お互い好きだけど、本音は言えていない状況を想像するのでしょうか。

好きなだけ喋ったり、流行っていたり好きな曲のメロディーを歌ったり、そんな中にある沈黙。


どんだけ胸キュンなんやあああ!笑


Bメロ

ここは時間軸が元に戻って、"現在"かな。

A'メロの頃、やりたいことはあったはずだけど、それを思い出そうとすると楽しかった思い出と同時に、あの時あぁしておけば、ちゃんと伝えておけば良かったという後悔から、ため息が出る。


あの頃にやりたかったこと(=理想)と、現在やっていること(=現実)でため息が出ている感じかもしれません。本当は理想通りの人生を送りたかったなぁ、って感じの。


Cメロ(サビ)

ねぇ きっと 
迷子のままでも大丈夫 僕らはどこへでもいけると思う 
君は知っていた 僕も気付いていた 終わる魔法の中にいた事 

ここまでの解釈で、サビの解釈も変わってしまうけど、「迷子」とは答えが出ないままでも、理想と現実の間を彷徨っていてもいいと言う解釈で、いつかちゃんと答えは出るんだから、と歌っているのでしょうか。


「終わる魔法」は、二人でいられる楽しい時間のことでしょうか。学生でいられる時間とか。

卒業が近くなったりすると特に感じますよね、こういう気持ち。


2Aメロ

昨日と似たような繰り返しの普通に 少しずつこっそり時間削られた 
瞬きの向こうに いろいろいくつも 見落としたり 見落としたふりしたり 

ここの時間軸は悩みましたけど、"過去"なのかなぁ。


毎日、君と楽しく喋ったり、同じメロディをなぞった楽しい時間を送っていたけど、それと同時に、与えられた有限の時間もこっそり削っていた。


瞬き」という表現、「シャッター」を彷彿させますね!

そのような繰り返しの日々の中でも、ワンシーンずついくつも見落としたり、見落としたふりをした場面があった。


ここで見落としたものとは、相手からのサインでしょうか。

「好き」とかそういう類の。


見落としたふりをするということは、僕も君が好きだけど、その気持ちを受け取ってはいけない状況だったのでしょうか。夢を追いたいとか、引っ越しとか?


2A'メロ

ここの表現が最高に素晴らしいなと思いました。

「冗談」と「沈黙」、「鍵」と「丸めたレシート」。対になっているんですよね、これ。


特に、「鍵」は大切なモノ、「丸めたレシート」はゴミに近いどうでもいいモノ。

それと一緒に「面倒な本音」を突っ込んでいたんです。

この「面倒な本音」こそ、この過去で迷ってしまって結局伝えることの出来なかったことなのでしょう。


2Bメロ

ここでようやくタイトル「記念撮影」をします。

この歌詞の主人公は、このとき撮った写真を大切にしていたのでしょう。


とても楽しくて ずるくて あまりに眩しかった 

これは、君との撮影自体はとても楽しかったけど、主人公の僕は「面倒な本音」を隠したままだったんです。君の気持ちは分かっていたけど、僕は伝えていなかったから、「ずるい」と感じて、フラッシュが眩しかったのではないでしょうか。


アオハルかよ!!!!笑


2Cメロ(サビ)

ここでようやくネタ晴らし?

記念写真を手に、君との思い出を思い出していたよ、という。


「想像じゃない未来」とは、そのままのことで「現在」を指しています。

ただ、「想像じゃない」といっているので、やっぱりあの頃にやりたかったことは出来ておらず、想像(理想)とは違う現実に立っている、と表現しているのでは。


3Aメロ

目的や理由のざわめきに囲まれて 覚えて慣れて ベストを尽くして 
聞こえた気がした 遠吠えとブレーキ 曖昧なメロディー 一人でなぞった


Aメロと対になっている歌詞。

現在は生活するために、仕事をして、毎日ベストを尽くせるように頑張って、忙しい日々を送っていた。

そんな日々が続く中、君との思い出をふいに思い出した。


3Bメロ

ここも時間軸を迷いましたが、恐らく"現在"ではないでしょうか。

「言葉に直せない全て」とは、当時隠していた「面倒な本音」ではないでしょうか。

やはり、気持ちと言うものは時間の流れで劣化するものであり、当時の新鮮な気持ちを保つのは無理なんです。


「言葉で表せない」ではなくて、「直せない」と言っていることから、そういうことなのかなと。


「あの時~レンズの向こうの世界」は、遠回しに言ってますけど、結局「記念撮影」で撮った写真のことでしょう(笑)


3Cメロ

想像じゃない未来に立って 僕だけの昨日が積み重なっても 
その昨日の下の 変わらない景色の中から ここまで繋がっている  

迷子のままでも大丈夫 僕らはどこへでもいけると思う 
君は笑っていた 僕だってそうだった 終わる魔法の外に向けて 


あの頃に想像していた未来とは違った今を生きている。

君のいない日々を歩んできたけど、その始まりには君がいて、君との思い出がある。(rayですね笑)


答えがでなくて、散々迷ったっていい。

理想や現実でも、どっちにだっていけるんだから。

僕らは未来に向けて笑っていられたんだから、今だってきっとそう。


ここで「終わる魔法」というのは、記念撮影した瞬間やあの頃の思い出、ということなのでしょう。



まとめ


迷って辛くて、現実逃避をしたくなって、過去に逃げ込んで。

過去を懐かしんで、浸りすぎても前に進めないから、思い出に捕われずに前に、未来に進んでいこう。


過去を否定する訳では無く、過去があって今があるのだけど、進むのは過去では無くて、未来に向けて。


ということを歌っているのではないでしょうか。

疑問形ばかりですが、こんな考察でした(笑)


何よりも大切なのはイマ。


彼らがずっと歌っているテーマですが、今回もそれに該当するのではないでしょうか。


是非、みなさんの考察も聞きたいです!!

よかったらコメント欄にお願いします。


次の曲考察のリクエストなどもお待ちしております。


それでは、また!!


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