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kojinkai

競争心@小5

2017.07.07 15:24

負けず嫌いもここまでいくと

指導者としても恐怖を感じるから、

大々的なテストイベントを

祭り上げるのはやめようかと悩みます。


ライバルを意識することはいいことですし、

それについては私は良いメンバーが

集まったな、と感心すら覚えますが、

昨今は特に競争が激化しており、

特に小学5年生を取り巻く競争意識は

これまでのうちの塾にはないものを

感じているのです。


絶対に1位になりたかったー

机をドンと叩く音と、悔しい表情が

私の胸を打ちます。


私の作成するテストで9割以上を

獲得できた子は、大抵佐賀県ナンバーワンどころか

それ以上の学校へ合格をしました。

それくらいに過去問研究をし、教材研究をし、

必要な問題を選定して取り組んできたのです。


しかし、私が望むのは、そういう競争ではなく、

全員が高得点を出せる実力へ育てた後に成り立つ

高度な会話なのです。


「それって、この前のアレと関係ありますよね。」

とか、

「それ、この考え方もできませんか?」

とか。


1位になることは、あまり意味をなしません。

小さな小さなチームです。それよりも、

全体をもっと引き上げていくような問いが、

身についた知識によって発せられることが

最大の目標なのです。


みんなが同じことを知っているという前提で

進められる問いと議論の連続なのです。


ただの競争、ただの勝ち負け、そういうのを

こんな小さな環境でやることに意味はなく、

だからこそ私は80点以上をとっていればいいと、

そういう目標設定を常に意識させているのです。


子どもというのはよく分からない生き物で、

やろう!って言ってもなかなかなびかなかったり、

大体でいいよっていうことを、びっくりするくらい

追求してきて、望んだこととはずれるくらいに

努力を積み重ねてみたり。


こういうのは私の力量をやや超えた

集団力学的な作用によるものですが、

ややコントロールが必要になったな、と

そんなことを考えています。