The Symphony Hall String Quintet Vol.1
2017年6月21日(水)
The Symphony Hall String Quintet Vol.1
@ザ・シンフォニーホール
実は、田野倉さんが大フィルのコンマスに正式に就任された頃から...
「大阪のオケに在席されたし、センチュリーのチェロ首席の北口さんといつか共演して欲しいなぁ〜」
ってお二人が同じ東京芸大出身でお知り合いみたいな感じでしたので二人の演奏が大好きな私はここ数年ズーッと思ってました!!
そして!!!ザ・シンフォニーホールが開館35周年記念で企画したアンサンブル
「The Symphony Hall String Quintet」
でそれが遂に実現しました(∩´∀`)∩ワーイ
メンバーは
ヴァイオリン⇒
大フィルの首席コンマスの田野倉 さん、大響のアソシエイト・コンマスの岡本さん
ヴィオラ⇒
大フィルトップ奏者の木下さん
チェロ⇒
センチュリー首席の北口さん
コントラバス⇒
センチュリー首席の村田さん
と、超豪華メンバーΣ(゚Д゚)
大響は、聴きに行く時間が作れなくてあまり聴きに行けず岡本さんはご存知無かったのですが...
その他の方々は見事に好きな人達が揃いました(∩´∀`)∩ワーイ
◆毎日新聞の記事◆
クラシック音楽の中でも取っつきにくいイメージがあり、集客が難しいといわれる室内楽。そんなイメージを打破し、気軽に親しんでもらおうと、ザ・シンフォニーホール(大阪市北区)が在阪オーケストラの腕利き奏者による弦楽五重奏団「ザ・シンフォニーホール ストリング クインテット」を結成し21日、初のコンサートを開く。
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田野倉は「コントラバスを加えた五重奏にしたのはオーケストラを凝縮した形にしたかったから。カルテット(弦楽四重奏)は4人が一点を見つめるような突き詰めた音楽作りだが、こちらは音楽を空間に広く放つイメージ」と話す。
室内楽の楽しみ方について、「オケの弦楽器は複数いる奏者の音色が混ざり合って豊かな響きになる。室内楽は基本は1人ずつなので音の密度が高まり、輪郭がはっきりする」。奏者にとっても刺激し合える場になるという。
「指揮者に頼らず、自分たちの音楽を実現する充実感がある。5人がオケの練習で得た知見を持ち寄ることができるし、その逆もあり得る」と話す。
ザ・シンフォニーホールさん、素敵な企画本当に有難うございました!!!!
(しかも、料金が2000円)
北口さんは以前から大好きで個人で演奏会を開催されてるので演奏を時々聴きに行ってます。
(センチュリー聴きに行ってる時は、種類は違うケドみむたんさん(ホルンのキラキラ好青年)と、北口さんをガン見してます...あ、オーボエの川人さんも見てるなぁ(汗))
田野倉さん、木下さんも大フィルに来られてから演奏とキャラが好きなので機会が有れば聴きに行ってました。
村田さんは、センチュリーはコンバスの首席がずっと空白だったのですが良い人が来られたなぁって思ってました。
横道にそれてしまいますが、気になる人だけ...センチュリーのコンバス首席についての事ㅠㅠ
なんとなーーく、メンバーは田野倉さんが中心となって普段から親しい方々を集めたのかな??
そんな感じがしました。
北口さんと岡本さんが同じ東京芸大出身。
木下さんが同じ大フィル(大阪クラシックではアンコールで大植さんが会場練り歩きの間の指揮者を田野倉さん⇒木下さんへバトンタッチの仲良しぶり)
村田さん⇒以前同じ広響。
と、考えたら見事に接点が有りましたΣ(゚Д゚)
東西線の新福島駅からザ・シンフォニーホールまで距離が有るので雨が心配(実は、気圧が下がると持病の蕁麻疹が出て全身痒い&胸が息苦しくなる方が問題)だったのですが上がってくれて助かりましたε-(´∀`*)ホッ
向かう途中のとある建物の前にテレビ局やスマホを持って撮影目的っぽい人がいっぱい居て「何だろう??」と、思い暫くして...
「あ!!!ここって確か将棋の建物!!」と、思い出しました。
「話題の藤井四段が来てるのかな?」と、世間の話題に疎い私は「???」と思いながら通り過ぎました(汗)
気になって調べたら歴代記録28連勝とタイ記録がかかってて勝利したのですね...
そりゃ人だかり状態だったハズ(;´Д`)...
ホールに到着して座席に着いたら奏者の方々と明らかに目線が同じΣ(゚∀゚ノ)ノキャー
オケでは全体を見るために1階なら2/3ばかり(若しくはソリストのガン見目的なら前から2、3列目とか)でこの付近は無いのでビックリしました。
しかも!!奏者が入場したら憧れの要素が有るので1番目を合わせると恥ずかしい北口さんとご対面...
マトモに前を見れないので隣の村田さんの大きなコンバスを見ながらの鑑賞となりました。
本当に目のやり場に困ったわぁ...
1曲目はお馴染みのモーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークからスタート。
有名曲なので脳内鼻歌歌いながらマッタリ鑑賞となりました。
親しみ易さをテーマにしてるからオープニングはこの選曲になったのかな〜
全体を通して感じたのは確かにコンバスが加わる事で弦楽四重奏よりオケの音が凝縮された感じでした。
そして、今回の演奏会は一人一人の様子が見事に違ってたのが印象的でした。
チェロの北口さん、コンバスの村田さんのセンチュリー低音担当チームは超嬉しそうですっごくニコニコ(^^♪
特に、北口さんはオケでもソロの演奏会でも演奏してる時は寡黙で張り詰めた雰囲気が漂ってるので意外な姿にビックリΣ(゚Д゚)しました。
ヴィオラの木下さんは、先日聴いたヴィオラアンサンブルやマグノリアのソロとも違い、今回はバランスを取るポジションだからか他の人達方々の様子を鋭い目線で見ながら演奏してるのが印象的でした。
岡本さんは、静かな雰囲気で皆に寄り添う感じかな??
田野倉さんは、オーラーで皆を引っ張ってました。
でも、ノリノリの時は椅子から腰を浮かせたり動きが大きくなる人だけど、大人しかったので「少し緊張されてるのかな?」って感じました。
最後のドヴォルザークで田野倉さんがノリノリの時の弾き方になって私も一緒にウォォー!!ってなりました(笑)
皆に気軽に楽しんで貰うのが目的の演奏会なので大阪クラシックと、同じ様に楽しいお話を交えながら進行となりました。MCは田野倉さんでした。
何だか田野倉さんの緊張しながらも楽しませようって様子が大フィル来られて初めての大阪クラシックの時の事を思い出してしまったです。
演奏前に電波は遮断してる筈なのに携帯の音が響いてなかなか止まらないハプニングが発生したけど、田野倉さんがおどけて目の上の額に手をやって客席を見渡す仕草をしたので普段ならピリピリしてしまう場を逆に和やかにしたなぁ〜
そして、細かい部分に皆さんが普段から仲良しなのが伝わってきて、田野倉さんと北口さんが素の状態で会話してる様子を見て萌えてしまったです(*´ェ`*)ポッ
2曲目はセンチュリーの北口さんと村田さんのデュオ。
スタッフの方々がセッティングしてる間北口さんが曲の解説。
チェロ&コンバスの組み合わせといったらまず最初に始める曲だそうです。
演奏会の内容的にこの明るい曲の選曲にしたのかな??って北口さんの話を聞いててそんな感じがしました。
とにかく北口さんと村田さんがニコニコと超楽しそうに演奏されてて音にも表れてて思わず笑顔に(*´ω`*)
個人的希望としては、来られてる人は大フィルメンバー目的率が高いみたいなので北口さんの本領発揮の内なる激しさを秘めたような曲で聴いてる人を驚かせて欲しいなぁ〜(*˘︶˘*).。.:*♡
前半の3曲目は田野倉さん、岡本さん、木下さんのコダーイ。
コダーイの曲は室内楽の演奏会で何回か聴いたこと有るけど、ハンガリーの民族的な香りが素敵で外れが無いなぁって感じます。
今回も情緒的で素敵だったわ〜
木下さんがマイブームな為か、ヴィオラが伴奏的立場で無くてソロとか聴かせどころが多い曲だったのでウットリしてしまった(ーー;)
後半はドヴォルザークで弦楽五重奏でこの組み合わせの醍醐味を味わうガッツリとした演奏。
コンバスが入ると弦楽四重奏より低音の表現に幅が出て、本当に弦楽器のアンサンブルという印象でした。
アンコールはレーガーの「愛の夢」で余韻を楽しむように終わりました。
しかし、田野倉さん最後の挨拶で「おじさん達」って言ってたけど皆さん、まだ若いよぉ〜と、おばちゃんは思う(笑)
特に木下さんは正確な年齢は謎だけどすっごく若いと思う...
このアンサンブル、第2回も開催されるので休憩の時にチケが販売されてて勿論購入しました!!!
次回も楽しみだわ〜((o(´∀`)o))ワクワク
...後ろに人がいっぱい居たので慌てて購入したから場所の選択ミスって北口さんの後頭部鑑賞になるけど(;´Д`)
◆プログラム◆
- モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525
- ロッシーニ:チェロとコントラバスのための二重奏曲 ニ長調
- コダーイ:2つのヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード op.12
- ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲 第2番 ト長調 op.77 B.49
◆アンコール◆
- マックス・レーガー:叙情的アンダンテ「愛の夢」