「記憶に残る会社案内」ページの作り方
「記憶に残る会社案内」ページの作り方
先日、「制作事例を見た」という都内の会社様から、新規のお問い合わせをいただきました。
ご覧いただいた事例では、100年を超える会社の歴史を数ページに及んで掲載していて、それが「記憶に残った」というのです。
「会社案内」は、上場企業から零細企業まで、どの規模の会社にもある定番コンテンツ。でも、あまり印象的なページはないというのが私の感想です。
ところが、ホームページにおいて一番よく見られている人気コンテンツです。
そこで今日のブログは、この人気コンテンツを「記憶に残る会社案内ページ」にする作り方についてお話ししたいと思います。
【著者プロフィール】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。 主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
HISTORY仕立てに歴史を伝える
ホームページを訪れたユーザーは、「〇〇〇〇年〇〇月 〇〇〇へ会社移転」と箇条書きになった沿革よりストーリー仕立ての歴史に興味を持つと言います。
歴史の長い会社であれば、昔の写真を使い「〇〇の時代」と言う風にHISTORY仕立てに紹介するのはどうでしょう。
東京都港区の「スズエ国際特許事務所」様では、事務所創設後100数年歴史をHISTORY仕立てに紹介しています。
「逆境を乗り越えて、現在の姿になったストーリー」が読み取れ、惹きつけられます。
また、埼玉県所沢市で住宅資材・建設資材・鉄骨構造資材を扱う「所沢資材」様でも、明治42年からの歴史を昔の写真とともにHISTORY仕立てに紹介しています。
こちらも、歴史から「会社の発展過程や長年の活動内容」が知れ、そこから会社のアイデンティティーが伝わります。
会社の持つ社風を伝える
文章やデザインも大切ですが、人物写真も強い印象を与える大切な要素となります。
会社案内ページで自社の個性を伝えるために、オリジナル写真を撮影し、雰囲気を伝えてみては如何でしょうか?
埼玉県所沢市の椅子・ソファーの張り替え「イマトク工芸」様では、各工程の携わるスタッフの様子と作業の様子を紹介しています。
スタッフの自然体な写真からは、社風が良くオープンな雰囲気や親密さが伝わってきます。
会社案内に掲載するコンテンツは、代表挨拶・会社基本情報・沿革・アクセスマップ・オフィス紹介など様々ですが、いずれにしても統一された社風で制作することが大切です。
みんなが笑っている写真などは、まさに良い社風が伝わる象徴的なものです。
きっと見た人の記憶に残るものとなるでしょう。
さいごに
如何でしたか?
今日のブログは、記憶に残る会社案内ページの作り方についてお話ししました。
会社案内ページがあることの一番のメリットは、どんな会社なのかを知ってもらえることです。
また、会社案内ページは、ホームページを構成する様々なページの中でも重要な役割を担っています。
アクセスはあるけど問い合わせに至らない場合には、「信頼を高める」といった観点から会社案内ページの内容を見直してみると結果が違ってくるかもしれません。