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Nishi-Tei

ニシテイ book便り vol.2

2017.07.08 13:34

皆様こんばんは。

今日も暑かったですね。


今週もご来店下さいましたお客様に、心よりお礼申し上げます🕊



さて、今日はとても魅力的な本を紹介させていただきます📕


『翻訳できない 世界のことば』創元社刊

エラ・フランシス・サンダース  著

前田まゆみ 訳



この本、実はずっと前から気になっていました。お客様に図書館勤務の方がいて、この本についてお話ししたこともありました。

話題の本だったので、ご存知の方も多いかと思いますが、お許しください😊



ひとことでは訳せない、どこかの国の言葉。


一時期、日本語の『もったいない』が、外国語訳しにくい貴いものだと注目されたことがありましたね。


この本は、そういった世界の言葉を 美しいイラストとともに紹介しています。


たとえば、イヌイット語の

『IKTSUARPOK』

意味は、

〜誰かきているのではないかと期待して、何度も何度も外に出て見てみること〜

だそうです。


厳しい氷雪地帯に生きるイヌイットの人々が、客人の訪れを心待ちにしている風景が浮かびました。なんだかロマンチックです。



↑こちらはフィンランドの言葉を紹介したもので、その意味は

〜トナカイが休息なしで、疲れず移動できる距離〜


…‼︎

疲れずって…。

もはやお笑いのネタにすらなりそうです。



面白いけれど、トナカイと暮らす人々にとってはとても便利な言い回しだとか。

ちなみに約7.5kmだそうです。





このような感じで、言葉が文化と共にあることが本当によく分かる、素敵な一冊です。


是非、コーヒーのお供に、開いて見てくださいね☕️



来週も、お客様のご来店をお待ちしています🌿