祝福
2017.07.09 04:27
写真:著者撮影
「祝福」
まだ何もなかった頃
野辺の小道に誘われては
そこらに生えている
花や草木と戯れていた
耳にささやきかけるそよ風
細胞にゆきわたる陽光と酸素
誰もが同じように光を浴び
同じように長い影を落としていた
ひとりだけ周りが夜という人など
どこにもいなかった
等しく、誰にも等しく
自然は分け与えられていた
それだけで祝福されていると思った
この地球上に乗っている
生きとし生ける者は今日も
人も動物も植物も自然の恩恵の中で
力強く息づいている