1日水3Lで人は若返るのか?
美容やアンチエイジングのために水を1日2~3L飲んでいる方っていますか?
実際にやってみて良かったという方もいれば
逆に体調を崩してしまったという方もいると思います。
結論から申し上げますと、漢方的考えとしては全ての人が水1日3Lを摂る必要はありません。
逆に3L摂ってはいけない方もいます。
もちろん水は人間にとって必要不可欠なものです。
厚労省も「健康のために水を飲もう」と謳っています。
熱中症や脳梗塞、心筋梗塞などは水分摂取量の不足が大きな要因の一つなので
それを防ぐためにこまめな水分補給が必要となるからです。
「1日に必要な水分は2.5L」とされていて、そのうち食事に含まれる水分が約1L
体内で作られる水分が約0.3Lだから、水として摂る1日の量は約1.2L~1.5Lになります。
もちろん、運動で汗をたくさんかいた日などはもう少し多めに摂る必要がありますが
その人の体質や体調、生活習慣などによって必要な量は変わってきます。
では、水を摂りすぎてはいけない方の特徴をいくつか挙げてみます。
・体が重くてだるい
・頭痛持ち
・むくみやすい
・食欲が無い
・疲れやすくやる気が起きない
・胃に水が溜まってポチャポチャする
・下痢しやすい
・冷え性
・めまいや耳鳴りがする
・ヒザが痛い
・生理痛で経血量が多い
・痰が絡んだり鼻水が出る
何個か当てはまる方は水の摂り過ぎに注意しましょう。
なぜなら水毒や痰湿(水分の代謝異常)の可能性があるからです。
このようなタイプの方は水分代謝が上手く行ってないのに、さらに大量の水を摂ると
ますます胃腸の働きが悪くなり上記の症状が悪化してしまいますので注意が必要です。
そんな方は以下のような改善方法を試してみてください。
・冷たいもの、甘いもの、加工食品、生ものを食べる回数を減らす
・肉や魚、さつまいも、ジャガイモ、山芋などを多めに摂る
これだけで胃腸の働きをUPさせる事ができますよ。
また、ハトムギやトウモロコシのヒゲを使った当店自家製ブレンド茶「滲」で
体の余分な水分を外に出してあげるのも大事です。
一番大事なこと
水1日3L摂る方も、そうでない方も、一度に大量に飲むのではなく細目に摂りましょう。
そして氷などでキンキンに冷やした水ではなく常温や白湯にして摂ると良いでしょう。