白色のイメージと結婚式でのその意味
「潔白」「美白」「白紙」「白物家電」「白旗を挙げる」、、、、。皆さんは、【白】を使った単語をいくつ並べることができますか?白色のイメージを利用した単語はいくつか挙げられます。今回はそんな白色と、白色から想起されるもの、結婚式においての衣装についてのお話です。
皆さんは白色からどんなことを想像しますか?「清潔さ」や「素直さ」といったイメージは白色の汚れのないまっさらとしたイメージから来ています。確かに、白いシーツやベッドカバーは清潔な感じがしますし、病院で看護師や医師が着る服が白なのも納得いきますよね。加えて、真っ白でまっさらな状態は汚してはいけないな、と感じると同時に、始まりのイメージや、気分を一新させるような力が白色にはあります。
さてそれでは、なぜウエディングドレスは白色なのでしょうか?ウエディングドレスが日本で流行りだしたのはそれほど昔ではありません。ダイアナ元妃が結婚式を挙げた際に着用した白いドレスが当時話題になり、それまで白無垢が主流だった日本の結婚式のスタイルに変化が生じたのがきっかけです。白色の持つ「純潔」や「新鮮」といったイメージから、ウエディングドレスとしての白色が定着したそうです。確かにこの白のピュアなイメージは新しい生活をスタートさせるカップルにぴったりの色ですよね。ちなみに白無垢には、あなた色に染まります、という意味も含んでいるそうです。とてもロマンチックで、夫についていくという日本古来の結婚に対する考え方が衣装からもうかがえます よね。
また、結婚式を挙げる際、新郎が持つ白グローブの意味は皆さんご存知でしょうか?この白グローブは剣に見立てており、新婦を守ることを表現しています。結婚式は花嫁が悪魔に狙われやすいという逸話があるため、新郎は式の間、白グローブを持つことになったそうです。新婦の父親が手袋を持つ意味は、剣に見立てているという点では一緒なのですが、そこには今まで娘をこの剣で守ってきた、という意味が含まれているそうです。
いかがでしたでしょうか?白色のイメージが結婚式の例からよりはっきりとしたと思います。何となくすっきりしなくて新しいことを始めたいな、と思っているときに白色は役立つ色かも知れないですね!