河津桜論争。観光の為なら薬剤も?
毎年時期になると話題になるのが、静岡県河津名物、河津桜。
ここに、少々の論戦が繰り広げられているんです。
河津桜に薬を使って、開花させちゃおう!って言う働きがあるんです。
時期的には、満開のはずなのですが、まだ一分咲くらいです! っていう時にも・・・
実は桜並木の駅側3本のみが満開となってるんです。
以前は「なんで?」って終わってしまったのですが、謎が明かされました。
カンフル剤 外用医薬品として、血行促進や鎮痛作用があり、衣服の防虫剤や防虫剤なんかにも使われるあれです。
カンフル剤を、試験的に3本に使ったんだそうです。
それで周りとは違って、まだまだ寒い中でも満開なんです。
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いよいよ観光にも科学ですね。
私は科学には疎いので、ぜーーんぜんわかりません。 そこでなんですが、木にはどうなんでしょうね?
カンフル剤って人の体内に入るのは、有毒なんですよね。
蘇生薬としても使われる歴史もあるようですが、木にとって副作用みたいなのはないのでしょうか?
まぁ、まったく知らないから・・・なんともなんですけど。
観光的にも天候と景色によって得るものもありますからね。
「寒い中で桜を見る。」 温かくなったから桜が見れた。
って気持ちもあるし、 桜が見れたから温かくなった感じがするって思うかもしれませんし。
そして、論議として現れたのが、「賛成」か「反対」か。
私の観点としては、正直言って、まじめの意味で「何とも言えません」
『賛成』
毎年、非常に多くの方が楽しみにして、早いうちからツアーバスを予約して待ちわびているお客様がいます。
それなのに、いざ行ってみると一輪も咲いてないのは、がっかりしちゃいますよね。
咲いていない事によるがっかりを避けるためにも、少しでも咲いているところを見てもらいたいですから。
『反対』
天候、自然、すべてを含めて「観光」です。
咲いていないことが悪いなんて事は言えません。
そもそも花を見る事なんてのは、“花自身”にとっては知ったこっちゃないですからね。
咲いていないことも承知の上で、観光は成り立つことも正論です。
また、「人の力を借りて」咲いた花に対して、自然に咲いた花ほどの感動を与えられるかどうかを考えたら、それはそれでがっかりポイントになり事も考えられます。
エコツーリズムなんて言っている裏では、薬を使って花を咲かせる事もある。
なんとも難しい論点でしょうがないです・・・