昭和24年1月26日の早朝に、現存する世界最古の木材建造物、法隆寺の金堂で火災が発生しました。
それに伴い、堂内にあった壁画の大半が焼失してしまいました。
自然災害や戦火をも遭わずに、飛鳥時代から伝えられてきたものでした。
この火災に伴い、日本国民はもちろん、外国人にとっても非常に衝撃的な事故となりました。
当時のロンドン・タイムズ、東京支社局長のフランク・ホーレーは
「法隆寺は外国人にとっても非常に興味を持たれている・・・法隆寺が焼けてしまったと聞いたらどんなに悲しむことか・・・日本人はこうした“貴重なもの”の取扱いが全く下手でデタラメだ」
語りました。
これをきっかけに、昭和30年、文化財保護法案成立と併せて、1月26日を文化財防火デーに指定。
毎年、地元消防団と地元が手を合わせて迅速な消防・防火が出来る様に訓練活動が行われています。
私の地元、東京都府中市の大國魂神社でも、ポスターが張られ、意思の統一が図られています。