『緑黄色野菜』と『淡色野菜』それぞれの特徴と栄養
みなさんは、1日に必要な野菜の摂取量をご存知ですか?
健康的な身体を保つためには、1日350g以上の野菜を摂取するのが良いとされています。しかし、ただ闇雲に野菜を食べればいいという訳ではありません。
意外と知られていませんが、野菜には『緑黄色野菜』と『淡色野菜』の2種類があり、特徴や栄養価がそれぞれ違うのです。野菜を摂り入れる際は、それらのバランスも考慮しなければいけないという訳です。
まずは、みなさんよくご存知の『緑黄色野菜』についてお話します。
緑黄色野菜とは、簡単に言えば「見た目の色がハッキリと濃い野菜」のことです。野菜には元々ビタミンなどの栄養素が多く含まれていますが、緑黄色野菜にはさらにカロテンが豊富という特徴があります。
【代表的な緑黄色野菜】
ほうれん草や小松菜、にんじん、かぼちゃ、ピーマン、ブロッコリー、トマト、オクラ、いんげんなど。
続いて、あまり聞き慣れない「淡色野菜」についてお話します。
緑黄色野菜が濃い色であるのに対し、淡色野菜の色は薄く、野菜そのものの水分量が多いという特徴があります。淡色野菜にはカロテンが少ない(またはない)ため、栄養価だけを見ると緑黄色野菜には劣りますが、淡色野菜には食物繊維が豊富に含まれているというメリットがあります。
【代表的な淡色野菜】
レンコン、大根、キャベツ、レタス、玉ねぎ、なす、ネギ、白菜、かぶ、きゅうり、ごぼうなど。
今回のお話は、「栄養が多い緑黄色野菜を中心に食べましょう!」ということでは決してありません。緑黄色野菜も淡色野菜もそれぞれに特徴があり、含まれる栄養素の量も野菜ごとに異なります。
健康維持には、さまざまな栄養素をバランス良く摂取することが必要になります。緑黄色野菜と淡色野菜を組み合わせて、それぞれの野菜の足りない部分を補い合うことが大切なのです。