子供の肌は乾燥している?汗疹があるのに??
あせも(汗疹)が、できるのに子供の肌は乾燥している?
プリプリした赤ちゃんの肌。ハリのある子供の肌。
水分をたっぷり感じる肌です。
前回も汗疹について書きました。
子供の肌の特徴は、未発達なところ。
汗をかくから汗疹になる。代謝が良いなら肌の表面はみずみずしいように思えます。
子供の肌の特徴は、未発達なところがある事です。(よく、子供の肌は薄いと言われます。)
生後3~4ヶ月後から約10歳まで、乾燥による皮膚疾患を起こすお子様が多いです。
ニキビには悩まされ初めますが、15歳以降は、肌の状態が強くなり安定してきます。
10歳未満の肌は、皮脂分泌が少ない。
約10歳未満の肌は、皮脂分泌が得意ではありません。
皮脂分泌は、ホルモンの影響を受けます。
生後、2〜3ヶ月の頃は、まだ、母親のホルモンの影響が強いため、皮脂の分泌が盛んです。
しかし、3〜4ヶ月を過ぎると、その影響も少なくなり、皮脂の分泌量が少なくなります。
生後間もない赤ちゃんにプツプツとしていて膿をもったニキビみたいなのが出来ませんでした?
次にニキビに悩まされるのは、つが取れる10歳~12歳くらいから。
このころから、皮脂の分泌量が二十歳まで増え続きます。
皮膚のバリアが壊れやすい?
肌の内部を守るバリアとして
- 皮脂膜
- 天然保湿因子NMF
- 角質、角層、CMC
肌の表面には、皮脂と汗などが混ざった皮脂膜によって守られています。
セラミド、NMF、CMCなどの保湿因子が皮脂膜や角質を強化しています。
一番協力なバリアが、適度な厚さと潤いを持った角質や角層です。
バリアが壊れる原因
- 皮脂の分泌する量が少ない
- セラミドの生成が不得意
- 角質が少ない、薄い
- pHの上昇
乳幼児や子供の肌は、バリアが壊れる条件を満たしています。
上記のように、皮脂分泌は得意ではありません。
セラミドや保湿因子が少なく、生成が不得意。
成熟角質(アスビソウでは、そう呼んでいます)が少ない。
体面積が少ないが、代謝もよく汗(アルカリ性)をかきやすいため、pHが上昇しやすい。
固い角質や表皮を持ってしまうと、身体の成長についていけず、割れてしまう。
だから、角質が少なくし、柔らかい状態にしておく必要があります(これは、仮説ですよ)。
毎日の週間が大切です。
入浴後のケアが大切です。
入浴直後は体温が高く、肌表面の水分を飛ばしてしまいます。
肌に、まだ水気が残っているうちに、保湿クリームを塗る必要があります。
汗疹予防の処理は、汗が引いてからです。
入浴中は、擦らないが基本です。摩擦は角質を削り、肌を乾燥させてしまいます。
乾燥が、ひどい時は洗わない。擦らない。石鹸をつけない。
また、無添加せっけんを疑って下さい。
毎日、洗うなら、pHを調節してあるボディーソープの方が良い場合があります。
最後に、子供の乾燥肌の一番の原因は「清潔」であると考えている研究者もいます。
親心としては苦しいですが、「洗う」をやめる勇気が子供の乾燥対策には必要です。