大人とは違う、子どもの視点から見る色。
2017.07.13 13:05
私たちにとってはごく普通のことである“色”の認識。しかし実は、子どもは私たち大人とは全く違う世界を見ていて、そこに溢れている色を少しずつ認識していきます。
今回は、大人では感じることのできない子ども達の視点から見る“色”についてお話したいと思います。
子どもの色彩感覚は成長と共に発達するため、生まれたての赤ちゃんが見える色は限られているのです。
しかし、誕生してすぐの赤ちゃんにも認識できる色があります。それは、“原色”です。
原色(ハッキリした色)の中でも、赤・黄色・オレンジなどの暖色系から認識すると言われており、その後で黒・緑・青・白などの色を認識し、各色の区別が出来るようになります。
つまり赤ちゃんは、くっきりとした色しか認識出来ないということになります。
市販の子どものおもちゃって、カラフルなものが多いと思ったことはありませんか?
実はその理由こそが、今回お話した色彩感覚の発達に大きく関係しているのです。
赤ちゃんが認識しやすい色合いを使うことで、手に取って遊びやすくなり、そこからものの触感や形などを覚えるようになります。
子どもの発達にも“色”は大きく関わっています。子どもが見ているカラフルな世界は、成長と共にどんどん色鮮やかになり、その分たくさんのことを吸収します。
お子さんと一緒に、日常に溢れるさまざまな色を探してみてはいかがでしょうか?きっと楽しいと思いますよ♪