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kojinkai

自分流:両手での演奏のコツ

2017.07.13 14:32

ピアノ教室の日でした。


両手で弾く難しさについて、

改めて思い知ることがいくつも。


生徒たちに言われました。

「先生、何にそんなに悩んでるの?」

ー「いや、ここはスラーで繋げようって先生に習ったのに、

両手で弾こうとするとこんな風にブツッと切れて

上手く弾けないんだよ。これ、どうしたらいい?」

「え、そんなのあんま考えたことない。」

ー「(天才って羨ましい!!!)」

まあ別に下手でもいいと思ってるのですが、

やっぱやり始めたらしっくりくるまでやりたくて、

今日も夕方と夜の時間でピアノの練習を。


それで、弾いて、ダメで、弾いて、ダメで・・・を

繰り返し、これは多分考え方を変えないといけないと

ピアノを前にじっくり考え込みました。


それで、あることを試したら、いい感じになったんです。

結構簡単なことだったのですが、

弾く時にね、自分のピアノをオルガンモードに変更して弾いたら

音が繋がっている感じがよく分かるんですよ。

これは電子ピアノの特権のようなものですが、

どうしてもピアノ音は打鍵するということに

意識が向きすぎて力が入ってしまうのですが、

音のモードを変えることによって、緩やかに

繋がる音のイメージを楽しもうという風に

意識がモードチェンジしたのですね。


強弱の楽しみが半減する分、音のつながりを

たっぷり楽しめるなぁ、これはいい・・・、と。


なんにしても頭の方が先に動いてしまうので、

感性を育てるには、大人になった私は

子どもと同じ方法では

絶対に上手くいかないといつもピアノを前に

問答を続ける日々ですが、工夫して、この練習ならば

いい感じになってゆくイメージっていうのが整えば

練習も捗ってくるものです。


グランドピアノでない分、音質は下がりますが、

それでできることはまだまだ探せるかもしれないと

他の利用可能性についても考えています。



何かに集中している時間というのは、

自分の経験値を上げていく時間であるという意識は

ずっと変わったことがなく、時折それしか見えない、

それしか聞こえない、というような極度の集中状態に

突入することが多くありました。

今日も、時間を忘れて没頭してしまっており、

教室に入って来た生徒が私をみて一瞬びっくりして

仰け反っている姿を見て我に返ったほどです。


しかし、師ははるか高みに。

それに触れて来た重み、深さを隣でなされる演奏から

常に察せるということにプレッシャーを感じながら、

自分はスタートラインがここだから、同じ道では

上手くはいかないはずだ、と思考を凝らすことで

少しでも近づこうとしているのです。