7月14日の仏革命記念日に想う。
今日7月14日はフランス革命記念日。
1989年に、昭和が終わりダリが亡くなり手塚治虫が亡くなり美空ひばりが亡くなり中国で天安門事件があってソ連でペレストロイカが進んでドイツでベルリンの壁が崩れてマルタで冷戦が終了して、そんな時に僕は浪人してて、それがちょうどフランス革命200年てことに歴史的な偶然だけど必然の動きを感じたのだった。
こうして僕は大学で西洋史学科を専攻した。(ちなみに卒論はフランス革命とナポレオン。ナポレオンという皇帝の登場は革命に於いて必須だったのか?って事を書いた。甚だ稚拙だけど。)
中枢にいる人よりその一段外にいる人の方が、むしろ外部にオラオラ感を出してくる偉ぶる症候群。
ナポレオンもコルシカ島出身だし、ヒトラーもオーストリア出身だ。
皇帝や総統の話だけでなく、これはどのレイヤーでも見受けられる人間の闇だ。
本社より関連会社の人。
キー局より地方局の人。
中華より小中華。
白人より名誉白人。
コンプレックスとはよく言ったもので優越感と劣等感の複合。これはどうしたものか。
そもそもなんでだろう?そんな疑問が頭から離れない。
ヒエラルキー、カースト、偏差値、ランク、階層、格付け、色んなのがあるけど人をカテゴリーにわけて序列化する。
みんな多かれ少なかれそれで嫌な思いしてるのに、結局自分からむしろ序列化して認識してること多い。まるでそうしないと生きられないかのように。誰が裕福だとか?どいつが偉いだとか?どっちが幸せだとか?
むしろその序列は無意味だよと一人ひとりが気付けば、ある時点でガラッと変わる気がするのだが。
人の固定観念なんて何かのきっかけでガラッと変えられると僕は思ってる。
ブームなんて実は容易に作れるし、この国の人はそれに乗りやすい性格だし。
何かがイケてるorダサいなんて価値観をパパッと反転させちゃえば、序列化で一喜一憂してることも意外にガラッと無意味化できるんじゃないだろうか。
固定観念や偏見や色メガネや差別ってのはなかなか変わらないってのが、一番の固定観念で偏見で色メガネで差別だと思う。
むしろそんな既存の概念や旧体制が、情報革命でたった数年でガガガっと一気に変わっちゃうと思う。
1789年並みに。
そして1989年のように。それこそまもなく元号が変わるし。
なら、どうせ変わるなら、折角なんで、いい方向に変えよう。
革命のファンファーレが聴こえてくる。
フランス革命記念日に想う。