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ローマ人の物語(新潮文庫 全43巻)

2017.07.14 21:22

言わずと知れた、塩野七生の代表作。


ローマ、に関する「揺りかごから墓場まで」。


あるいはローマ全史、とでもいうべきか?

残念ながら類書の類を私は存じてないので、

ガリア戦記のように読み比べることができません。

とりあえず、著者の「カエサルラブ❤️」はよく、わかりましたw


政治家にも愛読者がいると聞きますが本当かな?

本当に愛読者がいるなら、震災復興はとうに終わっているはず。

6年経って未だに仮設住宅暮らしが残ってるなんて、2000年前のローマ人が知ったらこういうんじゃないかな。


「あんたら、◯◯なの?」(罵倒語なので伏せましたw)




ローマ全史、なんて言いましたが、実際に書かれているのは紀元前150年ごろから紀元400年ごろまで、と500〜600年間ほど。

元々は単行本で全15巻。

これを、文庫化に当たって2〜3分冊(ほぼ3分冊)されています。

文体も平易なので読みやすいんですよ。

図解も多いし。


ローマ人は道路をとてもたくさん、とても長距離に渡って作り上げ、

維持管理を行なっていました。

100年はメンテフリーな道路だったんですよ!

雨天時の排水も考えられて、断面がちゃんと山なりになってるんです(図解より)。

それだけでなく何メートルも掘り下げ、掘り広げ、スムーズに排水できるように工夫がなされています。


基本的には軍隊をスムーズに送り込むための高速道路(著者の命名)ですが、戦時でなければいつでも誰でも無料で利用できます。


通貨制度の変遷、政治システムの変遷、軍事組織の変遷、

ローマを取り巻く社会環境の変化、キリスト教の台頭、周辺都市国家の様々な変化・・・


最近は特によく言われる気がするのですが、

歴史ってAが起きたからBが起きて、その結果でDが起きた、となることがあってもそればかりではない。

あちらでA、そちらでB、こちらでCが起きてて、

ABがからんでDが起き、CDの絡みでEが起き、BEがからんで・・・

あっちとこっちで一度にことが起き、

それが並列でそれぞれ違う影響をあちこちに与え、

気がついたらさらに姿を変えてこっちに来ていたり。

そのに気がつくのは当事者でなくて後世の我々だけ、かもしれません。


だから面白いんですけどね♪


さてさて、終戦記念日まであと1ヶ月。

次からはちょっと重たいお話になるかも。

今までが軽かったぶん、ズドン!と・・・

重くする気はないんですがw