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ナラティヴ・セラピー・ワークショップ 2017

2017.05.07 06:26

ナラティヴ・セラピー発祥の地ニュージーランドで感じ、学ぶ ナラティヴ・セラピー・ワークショップ 2017」にて、グラフィックを活用した学びのサポートをしました。


私のグラフィックのお師匠さんが、このワークショップの主催者である国重さんと日本で「海外の子育て」に関する場を開いてくださり、ひょっこりそこに参加したことで、私はナラティヴ・セラピー(アプローチ)と出会いました。


当時自分がオリジンとしていた流派(?)のカウンセリングを学べば学ぶほど、いろんな違和感がふつふつと生まれていた当時の私にとって、ナラティヴ・アプローチは「あぁ、だから私、違和感があったんだ!」とすとんと腑に落ち。そこからナラティヴ・アプローチにのめりこみ、ニュージーランドに行くことにしました。


会場となったYWCA。5月にいったら、あちらは秋で、ときどき寒い日も。


中に入ると本がずらり。読まなきゃなぁ・・・でも読み進められないなぁ・・・と思っている本がたくさん。特にガーゲン・・・。



学びの場はこんな感じ。16名のみなさんと、5日間の学びの旅をすごします。

以下のような流れで進めました。

1.講義をグラフィックレコーディング

2.描いたグラフィック(1日大体3~4枚)を体育館に張り出す

3.参加者にペンを2本持ってもらい、グラフィックを見ながら「共感したところ、今はまだわからないところ、付け足したいこと、色を塗りたいところ」などを追記しながらしゃべらずに書き足してもらう

4.今一番気になっていることがあるグラフィックの前で立ち止まってもらい、4人で1チームを作る そこで疑問点や思っていることをシェアする

5.4.を2回繰り返す

6.参加者全員が輪になり、全員で振り返り(積み残したことや、この場でもう一度聞きたいこと、チームでシェアした内容などを話す)をする その内容もグラフィックに残す


このような流れで進めることで、「6.の時点で積み残しなく学べているという印象」とフィードバックを受けました。


ちなみにニュージーランドの模造紙はロール紙。日本みたいに1枚1枚になっているのはもしかしたら他の国にはないのかも?


ワークショップ終了後は、憧れのワイカト大学を訪問。この大学は世界で最も早く、ナラティヴ・セラピーをカウンセラー教育課程の中心に据え、教えてきました。私が参加したワークショップの講師およびセラピストは、すべて、この専門コースの出身者です。


たぶん心理学科棟。


描いた模造紙は合計23枚。なかなかの重さ。これを飛行機で持って帰れるのか心配だったけれど、手荷物で持って行ったところ客室乗務員の方が見たことのない場所を空けてくれて、そこに入れてくれました(ちなみにニュージーランド航空)。日本での活用は、これから考えます。