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日本センチュリー交響楽団:第218回定期演奏会

2017.07.16 14:23

2017年7月7日(金)

日本センチュリー交響楽団:第218回定期演奏会

@ザ・シンフォニーホール


ポメ太郎(ポメラ)にBlog入力を切り替えた筈が、この記事は引用文(コピペ)が多過ぎるので以前のままスマホで記事を書くことにしました(ーー;)


今回のセンチュリーの定期演奏会はハンガリーの指揮者ヤーノシュ・コヴァーチュさんのハンガリープログラム(コンチェルトのシューマン以外は)でした。


指揮者の方の自分の国の曲を演奏する演奏会は「愛」を感じて幸せ気分になるから楽しみでした。


◆今回の定期演奏会センチュリーのページ◆


【聴きどころ】
今定期ではハンガリーの巨匠ヤーノシュ・コヴァーチュを迎えます。
40年に渡ってハンガリー国立歌劇場の指揮者を務めるコヴァーチュは、東京フィルの名誉指揮者としても活躍し、世界中の演奏者から絶大な支持を得ています。
今回は巨匠が得意とするハンガリーの作品から、リストの交響詩「前奏曲」、そして没後50年を迎えるコダーイの作品から、「飛べよ孔雀による変奏曲」、「ガランタ舞曲」を取り上げます。
特にガランタ舞曲での首席クラリネット奏者持丸秀一郎の独奏が印象的です。
持丸はハンガリー留学時代にコヴァーチュ指揮の舞台に数多く触れており、今回の定期に大きな期待を寄せています。
シューマンのチェロ協奏曲のソリストにはイエンス=ペーター・マインツを迎えます。
名匠クラウディオ・アバドが率いたルツェルン祝祭管弦楽団。
世界中の腕利きが集まるドリームオーケストラで首席チェロの椅子に座るのがマインツです。
ソリストとしての活躍も目覚ましく、世界一の難関と言われるミュンヘン国際音楽コンクールの覇者としても知られています。


センチュリーの演奏会の予習には本当に有り難い「センチュリーウェブマガジン」のページ。


◆センチュリーウェブマガジン◆


【第218回定期演奏会ハンガリーの巨匠、ヤーノシュ・コヴァーチュ登場】
演奏会を前に、コヴァーチュさんは次のような言葉を寄せてくれました。
「リストとコダーイは別々の時代を生きた天才です。
ふたりともハンガリーで生まれていますが、リストが広くヨーロッパで非凡な才能を発揮したのに対し、コダーイは典型的なハンガリー人でした。
最初に演奏するリストの傑作『レ・プレリュード』は、彼の多くの作品がそうであるように文学にインスピレーションを得て作曲されました。
ラマルティーヌの詩に基づくこの曲は、卓越したオーケストラのための幻想曲(fantasy)であると言えるでしょう」

****************

「バルトークは民族音楽の要素を彼のユニークで、より近代的な作曲技法に取り入れました。それに対してコダーイはハンガリー民謡と強く結びついた独自の音楽言語(musical language)を形作りました。コダーイは、より民謡の原点に近く、誰の手も入っていない独自のメロディを想像力によって彼の作品の中に創り上げたのです」

****************

ハンガリー留学時代にコヴァーチュさんの舞台に数多く接した持丸は次のように語っています。

「コヴァーチュさんの指揮を見ていると、オケや合唱、歌手に対する指示や、周りの流れを読み取って的確なバランスを作る様子があまりにも見事に感じられました。
バイロイトでブーレーズの助手を務めた経験もあり、ワーグナーへの造詣も深い。
全体をコントロールしつつ、盛り上げるところは盛り上げて、すべての演者を掌握するバランス感覚が見事でした。
さらに棒がきれいで、指示が本当にわかりやすい。
モーツァルトのオペラのレチタティーボでは彼自身が鍵盤楽器を弾くなど、何でもできてしまう人です。コヴァーチュさんはゾルタン・コチシュが亡くなった今、その後を引き継いで今後のハンガリーの音楽界の中心的な人物になっていくのではないでしょうか。
『ガランタ舞曲』は学生時代にハンガリーで演奏してコダーイ夫人が聴きに来てくれたり、センチュリーのオーディションでも吹いた特別な曲です。
尊敬するマエストロとこの曲で共演できるのを、感慨深く思います」


持丸さんコダーイ夫人の前でこの曲を演奏したんだ!!Σ(゚Д゚)


普段から持丸さんの演奏を聴くと超ど素人で全然分からない私でも「ムッチャ上手っ!!!!!」って感じる事が多いので、今回は持丸さんへの演奏の期待値が倍増でした((o(´∀`)o))ワクワク


本当に持丸さんのクラは良いと思うのでセンチュリーを聴きに行かれた時は意識して聞いて欲しいなぁ〜って思います。


...そして、今だから言えるけど持丸さんの髪型ってバブル?の時代に流行ったソバージュ?みたいな肩くらいの長さのワンレンのパーマヘアの髪型なので昔「女性」と、一瞬思って燕尾服来てるので男性と気が付いた事有ります(;´Д`)


今回のソリストのイェンス=ペーター・マインツさんのインタビューのページ。



【第218回定期演奏会ソリストイェンス=ペーター・マインツ(チェロ) Interview】

— シューマンのチェロ協奏曲は、渋い色合いの中にチェロ独奏とオーケストラの響きが融合した名協奏曲のひとつだと思います。マインツさんはこの作品をどのように捉えていますか。

私が興味深いと感じるのはシューマン自身やクララ・シューマンがこの曲について述べる時、チェロ協奏曲というよりもコンツェルト・シュトゥック(協奏的小品)として紹介していることです。
3つの楽章がひとつに集約された曲、というような感じでしょうか。
各楽章は密接に絡み合っていて、特に第1楽章と終楽章は非常に関連しています。
そのため楽章間の移行とテンポが重要になってきます。
各楽章に対してシューマンが持っていたテンポへの考え方は、当時も今も、聴く者に少し違和感を抱かせるものかも知れません。
でも私が大阪で実現したいと思っているのは、シューマン自身がこだわって記したテンポにできる限り近づけて演奏することによって、作品全体をひとつにまとめ上げることなのです。
もともとチェロとピアノのために発想されているので、この作品にとって“シンプルであること"は重要な要素です。
そのシンプルさを通して、聴いている人の芸術的感覚にダイレクトに訴えることのできる演奏をしたいと思っています。

— ハンブルクのご出身ですね。日本では偉大な作曲家ブラームスの出身地として知られています。

そうです。
ブラームスの生まれた街でもあります。今年、この街には新しいコンサートホール「エルプフィルハーモニー 」が完成しました。
ブラームスはハンブルクではあまり評価されて来ませんでしたが、私は新しいホールの完成がこうした見方を変えるように思っています。
今後、このホールではたくさんのブラームスの作品が演奏されていくでしょう。
それこそが彼の作品への正当な評価だと思います。
また私は、音楽にはその土地の気候や風土が影響することがあると思います。
私がまだオーケストラに在籍していた時に、サー・ロジャー・ノリントンとブラームスの交響曲を演奏したことがあります。
ハンブルクは北海に近いのですが、この海は非常に荒々しい海なのです。
ノリントンはリハーサルで言いました。
「君たちはブラームスがこの荒れ狂う海を泳ぐようなイメージを持たなければいけない。大きな波のうねり、信じがたいほど荒れているが、美しい自然でもあるこの海で泳ぐことを」。
実際にこの言葉が音楽から個性を導き出してくれました。
北風と波しぶきがブラームスへの距離を縮めたと言えるかも知れません。
ソリストとして大阪で演奏するのは今回が初めてです。
日本センチュリー交響楽団については素晴らしい評判を聞いているので、このオーケストラとともに、お客さまにシューマンのチェロ協奏曲の新たなキャラクターや雰囲気を見つけていただけるような演奏ができたら幸せです。
日本はたびたび訪れていますが、日本のお客さまの音楽の知識や鑑賞力にはいつも驚かされますし、アーティストとして受ける最高のもてなしに感謝しています。
実は私が日本を好きな理由には、私の趣味に関わる特別なわけがあるんです。私は飛行機のプラモデルを作るのが大好きなのです。
日本のプラモデルのブランドはモデルキットやアクセサリー、塗装、道具、すべてにおいて世界で最高品質だと思います。
だから日本に行くといつもエージェントの人たちに、街で一番良いプラモデルのお店はどこかと聞くんですよ。
今回もそんな風に日本での滞在を楽しみたいと思っています。

センチュリーは演奏会の事前情報を色々とUPしてくれているので予習には本当に有り難いです。


以前にも書きましたが、この演奏会の前の週に職場でお腹をやられる(発熱も)病気が密かに流行り、私もやられました(ーー;)


熱はひどい時に38度5分になって微熱が続いたのですが、最も酷かったのが下痢になってトイレ通い生活になって通勤時には途中下車してトイレに走るし、気持ち悪くて何も食べれずお粥&果物しか食べれないのが5日間ほど続きました...


他の人は吐き気だったらしいのですが、元々お腹が弱いからかしら??


そんな訳でその週の演奏会はスルーして翌週の週末のセンチュリーの演奏会は週に1回生音鑑賞ペースの私にとっては久し振り?の生音鑑賞になりました。


10日以上経ってるので他の人に伝染る可能性はもう無いとは思います。


...多分


だけど、こんな日に限ってロビーにみむたんさんがご挨拶に居たけど「近づいたら伝染るかも??」と、変に気になって挨拶は止めましたllili○l ̄L


前置きが長すぎたけど、1曲目はリストの交響詩「前奏曲」。


指揮者のコヴァーチュさんのハンガリーの「愛」が伝わる演奏でした。


力が入り過ぎて握り拳がプルプルと震えてました(笑)


だけど、熱くなり過ぎず見通しの良い指示を出して変化が細かったので「この人は曲を知ってるなぁ〜」って感じました。


華やかでこれからのメインの演奏を楽しみにさせる演奏だったです。


2曲目はチェロのヤーノシュ・コヴァーチュさんがソリストのシューマンのチェロ協奏曲。


とにかく上品ですっごく繊細!!


派手さは無いけど、細部まで神経が行き届いてる丁寧な演奏でした。


一音一音に心を込めて演奏してるのが伝わって来て好感が持てたなぁ〜


インタビュー読んでブラームス聴きたいなぁ〜って思ったけど、ブラームスはチェロコンチェルトが無いからドッペルやって欲しいです。


繊細な演奏がシューマンの曲の何処かナイーブな雰囲気とも合ってるなぁって感じました。


後半はもう一人のハンガリーの作曲家コダーイの2曲。


1曲目の「飛べよ孔雀」は童謡の変奏曲。

日本の童謡と同じく懐かしい感じで親しみ易い曲でした。


曲の意味を調べたら第二次大戦始まった時に作られてて、自由を求めてファシズムへの抵抗の気持ちが密かに込められた曲らしいのですが...


客演首席で来られた元京響首席の清水さんのフルートと伏田さんのピッコロが絡む長いソロが美しくて印象的でした。


このソロの為に水面の水のようなキラキラさの音を出す清水さんを呼んだような気がしたわぁ〜


2曲目はコダーイの「ガランタ舞曲」。

コダーイが幼少期に過ごしたガランタのジプシー音楽。


この曲も民族性が強くて異文化の筈なのに親しみを何故か感じる曲でした。


この曲全部を通して持丸さんのクラリネットの本領発揮で、本当にこの曲に関しては持丸さんの居るセンチュリーと、指揮者のコヴァーチュさんの組み合わせで無ければ無理だなぁ〜って感じる演奏でした。


実際、この演奏が実現したのは持丸さんが以前からコヴァーチュさん指揮のこの曲をハンガリー時代に演奏したからのような気がします。


コヴァーチュさんはワーグナーも良いと持丸さんがおっしゃられてたから、又センチュリーに来られて実現して欲しいなぁ(*˘︶˘*).。.:*♡


しかし、定期演奏会が2日間有るのも原因かも知れないけどお客さんが少ないのがチョット寂しかった...


演奏曲がコダーイだったり、指揮者がコヴァーチュさんだったりするから「誰もそれ??」だったのも有るのかもだけど...


団員さんの人数が少なめで、室内楽的要素も有るから団結力が高いのでアンサンブル力高いから玄人好みの渋い演奏が好きな人は向いてると思うのになぁ(´;ω;`)ウッ…


フェスティバルホールで2日演奏会やってて、お客さんいっぱいの大フィルの演奏会に行った後だと何時もそんな事を思ってしまいます。


◆センチュリーのTwitter◆


◆プログラム◆


【指揮】

ヤーノシュ・コヴァーチュ


【チェロ】

イェンス=ペーター・マインツ


【演奏曲】


◆アンコール◆


7日(金)

J.Sバッハ:無伴奏チェロ組曲 サラバンド第3番


8日(土)

J.Sバッハ:無伴奏チェロ組曲 サラバンド第3番