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BA’z LIFE

小鹿田焼の里

2021.12.14 20:46

師走の名の通り

12月に

皿山へ

師と スケッチに出かけるという

無謀な 冒険


寒いっ

山登りの格好してきたけれど

登り窯が描きたいふたりは

道挟んだ 日陰しかない


あなたもここ?

わたしも


小鹿田焼でこれを描きたかったの


黙々と 描き続ける


昼の音楽が流れ出し

窯元さんたちも ひるごはん


なんばかきよっと〜

寒かろー

ひなたで 描かんね

と声かけてくれる



若奥さんが

さっと ホッカイロを取りに戻り

手渡してくれた


すごい気づかい

すばらしい


師が 江戸時代の石塔 神社の鳥居の

片方だけのこる門柱らしきものに

目がいく


ご主人に尋ねられると

皿山の歴史で いちばん古い

江戸時代のものは

これしかないから

何かは定かでないけれど

大切に残しとりますとのこと


さすが

古い石に刻まれた

字が読めるって

さすがっ


ここで

スケッチしてたひと

いるんですよ!


だれでしょう?


棟方志功!!


北九州 いのちのたび博物館で

棟方志功展みたときに

録画ビデオで

ガンガン描きまくってたんですよ!!


やっぱりここだよね!


さむっ


大きな和紙を広げて

色塗りまで


ほら!

おじさんも描いた!


どら!

ほーっ おるおる!


緑のお兄さんも!


おじさんって、

柳宗悦が 広めた

日本 民藝の 小鹿田焼の窯元をつかまえて

笑いあう


たのしー


おにぎりを🍙車の中で食べながら

すこし

あったまったら

また スケッチ


師はまだ

大判にかきたそうだが


ハガキにかきますというと


すこし残念そうに

そうね、もう広げないわよね


そんな

すべてが たのしー


つぎは

作業中を

かきにきまーす!!


窯元に約束した


それにしても

好きよね〜

12月にくるなんて


あたしの先生は

私はやめとく 暖かくなってまた

誘ってねと

素早く断ってた 笑っ


冬の皿山は

いつもよりまして

唐臼の音が

冬枯れに響き渡っていた



365日

BAの絵手紙🌟歳時記

12月15日