服の整理収納のコツ【捨てるのが苦手なひと向け】
衣類の整理収納で困ったことはありませんか?
・クローゼットやハンガーラックが服でいっぱいで使いづらい
・衣装ケースの中がいっぱいで衣替えが億劫
・洗濯後に出しっぱなしになっているなど、
片付けの相談では服に関することがすごく多いんです。
特に最近では
「少ない持ち物でシンプルに暮らす」
という価値観の流行しています。
きっかけはこの本だったでしょうか。
僕も読みました。
「シンプルに自分の気に入ったモノだけに囲まれた生活」
憧れますよね。
この本の影響もあってか、モノを捨てる作業が苦手な方の中には
「捨てられない = 片づけられない」
という風に片づけに苦手意識を持ってしまう人もいるようです。
日々の暮らしで服を着ない日はありません。
毎日使うものだからこそ、片付くと日々のストレスが軽減します。
今日は捨てるのが苦手という方でもできる
服の整理収納方法をご紹介します。
【1.「好き」を明確にする】
なにかを片付けるとき、
「要るか要らないか」で判断しようとしていませんか?
実は捨てるのが苦手な人には「不要なものは何か」を選ぶより、
「本当に気に入ってるモノは何か」を考えるのが大切なんです。
必要と思って持っている服でも、
その中で特に気に入っているモノ・大切なものがあると思います。
それらを必要なものの中から
更に「大切なもの」と分類していくことで、
自分にとって服を選ぶ価値観を探してみましょう。
ぜひ一度、要・不要以外の判断基準で服を分類してみてください。
分類作業をしていくと、自分がなにをどれぐらい持っているかが俯瞰でき、
足りているモノ・不足しているモノがわかりやすくなりますよ。
・やり方
持っている服を全部出し、
ざっくりと4つのカテゴリーに分けてかたまりをつくっていきます。
この際に明らかに不要なものがあればその場で処分してしまいましょう。
残すかどうか迷うものは別途「保留」として分けておいても大丈夫です。
※分類例1
①気に入ってる・着ている(使い勝手良く収納)
②気に入ってる・着ていない(手の届きやすいところに移動)
③気に入ってない・着ている(使い勝手良く収納・気に入るものと替える)
④気に入ってない・着ていない(保管、または手放せるかも)
以前のお客さまで、この作業により、
「自分にとっては替えがきかないものが大切とわかった。逆に替えのきくものはあまり減らすのにも抵抗ないかも」
と、ストレスなく服を手放せた方もいらっしゃいます。
※分類例2
シーン別(仕事着、普段着、下着など)で分類。
こらにより同じような種類ばかりを持っていることに気付き、
買い物の仕方を考え直したという方もいらっしゃいました。
ポイントは自分にしっくりくる分類の仕方で行うことです。
モノの分類は様々な方法が各所で紹介されていますが、
自分に合ったわかりやすいものでなければ維持するのが難しいからです。
【2.オンシーズンの服はワンアクション収納】
服の整理ができたところで、
次は収納方法を考えていきます。
限られたスペースを有効活用するには、
オンシーズンの服を使い勝手のいいところにおき
それ以外を保管場所へ移動させるのがコツです。
普段使いと保管場所を分けることで、
日常出し入れするをスペースを有効に使います。
これにより、
せまい → 使いづらい → 面倒くさいから片付けられない
というストレスの連鎖を排除します。
ポイントはアクションを減らすこと。
※例
たたむ → かける or 吊るす
衣装ケース・チェスト(引き出し) → 蓋なしのかご・ハンガーラックなど
ベルトなどは専用グッズを使うと便利です。
出し入れに必要な動作を減らすことで、
楽に維持できる仕組みを作っていくことがコツです。
【3.ボックスの中は立てる収納】
持っているモノ全体を見渡せるようにするのが整頓の基本です。
分類作業の際もそうでしたが、
いつも量と種類が把握できていると、
同じようなものを買いすぎるのを防ぎます。
チェスト(引き出し)の中や衣装ケースの場合、
重なって下の服が見えなくらないように注意してください。
・おすすめアイテム
Tシャツ・シャツを畳んで自立させてくるアイテムです。
立てる収納でモノを俯瞰するという、
収納の基本を楽に保てます。
普段使いのものでは手間ががかかるので、
「シーズンではないけど衣替えするほどではない」
という服はこれを使い、手の届く範囲で収納するのがおすすめです。
立てて俯瞰できるように。
【最後に】
好きなものを好きに持てるようになると、
暮らしの満足度あがります。
「捨てなきゃいけない」という先入観で片付けが苦手になっている方は、
ぜひ自分の「好き」の価値観を明確にしていくことから始めてみてください。