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TODAY IS A GIFT

『いちまいの絵』

2017.07.18 04:35

出かけた先で偶然出合った建築物や美術品を

なんだかとても気に入ってしまって

これはいったいだれがどんなふうにつくり出して

はたまたどんな経緯でここにあるんだろう...って

ほんの数分前にはまったく知らなかったことに急に興味が湧いて

その建築物や作品のこと、作り手のことを

すごく知りたくなってしまうことがときどきあるのだけれど。


原田マハさんの『いちまいの絵』の書き出しが

まさにそんな言葉から始まっていて、思わず読み入ってしまった。


「絵と対峙する。」


わたしの場合はそんな大げさな感じでもなくて

「なんだかいいなぁ」「きれいだなぁ」くらいのことですけどね。


『シヴェルニーの庭』『楽園のカンヴァス』...と

アートのお仕事もされていた彼女の作品には

美術がモチーフに出てくる著書も多くあって
ときに作品のなかで作家たちが生き生きと描かれる様子は

想像するだけでもなかなか興味深いのです。


「なんとなく好き」なレベルで見ていたって十分たのしいのだけれど。

こんなふうに作家の生き様から知ったら

また作品の見方も変わるし、

注目する視点がまたちがってくるだろうなぁと。


わたしにとっての「いちまい」は何だろうなぁ...と考えながら

思いついた話は長くなるのでまたこんど。

『いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画』

原田マハ/著

集英社新書