咲き乱れて、時代の跡。 2017.07.18 09:32 一面のお花畑にエゾシカとキタキツネが駆けていきました。咲いている花の種類は知床にもともと生えているものではなく、人為的な影響で侵入した外来種になるものたちなのですが...どこか絵本の世界のようで、不覚にも綺麗な風景に見えました。ここには以前(数十年前)に観光のホテルがあったそうです。その当時にこれらを花を植えたわけではないのでしょうが、時代の経過とともに猛威とも思えるくらいに繁茂していました。幸いなことに国立公園からは少し離れた場所ではありますが、知らず知らずのうちに人の足や車等に種子がついて広まることもあり、本来のその地域の生態系を守る為にも一人一人の注意も必要でしょう。人の求める素敵な風景が必ずしも、その地域に相応しいものなのか、もともとの自然環境に著しく悪影響をあたえるものではないのか、暮らしの利便性や趣向を求めすぎてあまりに人間よりになっていないか、一時期的な生産性や観光産業の流行り廃りの中で始めたままで、時代の結果にちゃんと終わりまで責任をもって管理していたのだろうか、ただただ素敵な風景が見られて、その時間が楽しければそれで良いのか、人の求める素敵な風景が必ずしも、僕ら以外の命にも素敵な環境なのか、自分にはあまり関係ない事と思わずに問い、気にかけることが大切です。今日に見たお花畑は、廃墟の暗がりに咲く一輪の花でも見るような、どうしようもなく哀しさをまとった美しさであったように思います。***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****知床五湖・フレペの滝・原生林のトレッキング、自然観察、冬はスノーシューでの自然体験ツアーをしています!その他のネイチャーツアーもHPよりご相談下さいませ。 つよし