Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

足があがらない

2017.07.21 22:41

以前右足の痛みを訴えていた方ですが、右は良くなってきて左足があがらない。

というので診てみると・・・。


足には問題ありません。

さてどこでしょう?

側頭骨の異常がありました。

ええ~。

頭ですか?

そうなんです。

頭なんです。


「それはわかりませんでした」

とおっしゃったので、私も診断する今まで知りませんでした。

と答えました。


人間の身体は複雑で個体差があります。

これは誰しもがわかっているはずです。

一人一人顏が違いますよね。

似ていても同じ顏ではありません。

それと一緒で痛みが起こる理由にも色々あります。


しかも側頭骨そのものが悪い訳じゃない。

図を見て貰うとわかりますが、側頭骨から小脳、小脳から延髄の前側に異常反応があります。

小脳は運動にも関係し、平行感感覚とも関係します。

小脳だけの問題ではなく、側頭骨から小脳にむかって刺激をした時に足があがりやすくなる。

という反応です。


教科書で小脳の働きを見てみるとそんなに多くのことが書かれていません。

しかし、最近の研究結果では、思考をコピーするという行為を担っている。

なんてことが書かれています。


脳神経系の研究をしていた時小脳は運動系の異常に大きな影響を与えることはわかっていました。

教科書にもそう書いてありましたしね。

きっと反復運動を記憶するという作用が無意識の動作に影響を与えて姿勢制御してしまう考えると納得いきます。

精神的なことが原因と言われるようになった腰痛ですが、精神的なことはこの脳の異常反応を知る必要ようがあります。


何度も何度も同じことをくり返していると自然にできるようになることがありますよね。

自転車に乗れると何年も乗らなくなっても乗れるのと同じです。

行動をコピーする訳です。

つまり、不安が何度も襲ってくるとその不安によって起こる姿勢を何度も学習することになります。

不安や怖れが起こす姿勢の変化を覚えてしまうとそこから逃れられない。

ということが言える訳です。

小脳の反応を消去すると側頭骨に手を当てただけでロックが解除し足が動くようになりました。

この方は痛みを記憶して歩けなくなってしまうということです。

小脳は癖を覚える機能があるのだとわかります。


膝を曲げると痛い。

痛いことを覚えるのも小脳です。

局所の炎症は治まっても痛いことを小脳が覚えているので力を入れてしまいます。

つまり力を抜けない信号が送られる訳です。


これではいつまでたっても痛いはずです。

関節がおかしくなくても小脳に痛い記憶が残っていれば行動をコピーして痛いと

感じてしまう訳です。

それは幻想だからと教えて思考は理解しても小脳は理解しません。

つまり言葉で治療しても良くはならないということです。


それなら小脳への刺激が必要になってきます。

それがわからない人が理論だけで説明しようとします。

椎間板ヘルニアは腰痛とは無関係!!

大脳は理解できても小脳は理解できません。

脳が問題と言ってもそれは机上の空論です。

それをなんとかしないと動かない。

動かす準備ができないということです。


わかってないんですよね。

その関係が・・・。

だから一生懸命理論で説明しようとします。

それは無理です。





これを刺激すると一気に動きが良くなり足があがるようになりました。

足をいくら刺激しても駄目なんです。

わかってもらえない人にはわかってもらえませんが体験すればわかります。