開聞岳を望む両親の故郷へ
2017.07.19 06:00
鹿児島霧島アートの森まで来たのならせっかくだからもう一息足を伸ばして亡き両親の故郷南九州市頴娃町まで行ってみることにした。
なんと約40年振りに訪れる薩摩半島の南端、薩摩富士といわれる開聞岳を望む小さな町。父の実家があった跡地には知らない人が家を建て住んでいて、昔の面影はない。そこから歩いて10分ほどのところにある母の実家は元は旅館だった。いまは従兄弟夫婦が住んでいて旅館を改築し鮨屋を営んでいる。
宴会場になる大広間や中庭、子供だった僕には泳げるお風呂もあって、
なにもかも大きく、広い家に見えた。まだ祖父母が生きていた頃、縁側でスイカを食べて中庭でいとこたちと花火をして遊んだ夏のことを憶えている。初めて自転車に乗ったのもこの旅館の前の道。いつの間にか手を離されていたのに気付いて「わ~っ!!!」と叫びながら坂を転げるように走って恐かったが、乗れた!いま見たら少し下ってるくらいで大した坂じゃなかった!子供だったからだね。
墓参りに行き辺りを少し散歩してみる。なんとなく道は憶えている。そう小学校がここにあった、お寺はそこだ。三人のいとことその連れ合いたちと懐かしい話もたくさんした。お鮨にきびなご薩摩牛に黒豚等々ご馳走様でした。そして最後に瀬平公園から父も母もその美しい姿を自慢していた開聞岳を眺めて帰りました(*^^*)