演出
おはようございます。
暮らし、味わう。
民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
昨日、美術館えきKYOTOで開かれてます、
ロベール・ドアノーの写真展を観に行ってき
ました。以前、ソール・ライターの写真展に
行った時にも書きましたが、ドアノーのモノ
クロの写真が好きです。何度か観に行ったこ
とがあるのですが、今回は音楽をテーマとし
たものでした。
ドアノーの写真の中で有名な「パリ市庁舎前
のキス」。最初に観た時、それはストリート
スナップ的に撮られたものとばかりだと思っ
ていましたが、実は演出だったことを後に知
りましたが、それを聞いても、日常を切り取
ったように”感じる”写真はやはり素敵で、被写
体から、それと一緒に映り込んでいる街並み
から、パリの素敵さが伝わってきます。話は
変わりますが、次のパリオリンピックの開会
式はセーヌ川を使ってやると発表されました
。オリンピック開催に合わせて新しい競技場
を作ってレガシーとするどこかの国と違って
過去からの歴史、積み重ねられて出来た今の
街や景観をうます生かす発想はそもそも違っ
ている。残念ながら文化レベルの差に思いま
す。
音楽がテーマといってもそこからは当時のパリの人や街並みが生き生きと写しとられてい
て、また音楽が街の一部となっているのは素敵だなぁと思います。前述のように写真に演
出があったとしてもそれを感じませんし、そ
れは重要ではないように思います。
昨日はライカの京都店で開かれている佐藤健
寿さんの写真展も観に行きました。全く違う
テーストの写真なのですが、両方を観ながら
どういう写真に自分が惹かれるのだろう?と
考えていました。それはきっとそこから背景というか物語が何か伝わってくるものなのだ
なぁと思います。
ドアノー展最後にドアノーの略歴が掲示され
ていましたが、僕がドアノーを知った時、実
はドアノーがまだ存命だったことに驚きました。
美術館えきのドアノー展は来週から22日迄。
お近くで機会がありましたら是非。
テマヒマは今日も11時オープンで皆様のお越
しをお待ちしております。ランチのご予約状
況ですが11時半が4組で残り6席となっています。
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い一日を!