Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

KYOSHO RC BLOG

第6回OMC400m周回レース記録会に参戦しました!

2021.12.16 21:38

皆さんこんにちは!京商SS開発担当の浜崎です。

前回に続いて今回もボート関連の話題をお届けします。

緊急事態宣言が解除されてから、一気にボートレースが目白押しになってきました。

11月には3週連続でヒートレースがあり、間にボートではありませんがファントムグランプリも開催され、そして去る12月12日(日)に埼玉県鴻巣市の通称「どんぐり池」で開催された大島模型さん主催のOMC400m周回レース記録会に参戦してきました。

今年は全日本選手権が中止になったので予選、本戦とも400m周回レースは行なわれずじまいだったので、このレースが今年最初で最後になってしまいました。今回はやや多めの延べ28エントリーが有りました。いつもOMC周回レースはのんびりした雰囲気で多くのラウンドをこなして練習を兼ねてタイムを測る感じだったのですが、人数が多くなるとあまり悠長な事は言ってられません。何しろ1年で1番日が短いこの時期、16時には暗くなって走行不能になってしまいます。

開会式で大島模型の島谷さんが「4ラウンドは出来る!」と宣言していましたので準備に掛かります。朝から水面はとても良い状態!べた凪です!

周回レースは1台ずつコースを4周走り、そのタイムを競います。そして、大事なのが「手元回収」の条件付きなのです。ゴール後に自分の近くまで船体を寄せて手で回収するのです。もしもエンストしたり転覆したりすると、「参考タイム」となって残念ながら記録に残りません。ゴール後も気を抜けないので、なかなか緊張します。

ピットには先日亡くなられたレジェンドの写真に飲物をお供えして今日のレースで良いタイムが出る様に見守ってもらいます。

そして今回もMEクラス(電動)とMAクラス(21エンジン)にダブルエントリー。(ヒートレースとはクラス名が少し違います。)どちらも使う船体はFMR21V S3です。ベースの船体は同じですが、いつものヒートレースに使っている船体とはセッティングが大きく違います。それぞれのスペックをご紹介します。

まずは電動艇から。

ヒートレースに使っている船体をセッティング変更して挑みます。

●モーター

ヒートレースに使った物より少し高回転型の4068サイズのセンサーレスkv2150のモーターを搭載。

●バッテリー

ヒートレースでも使っているGensace製の6S 3700LiPoバッテリーを使います。今回はネットで見つけた3300mAhも持ってきました。

●ESC

ヒートレースと同じでホビーウイング製のSEAKING PRO 120A。オートカット、ヒートプロテクターはキャンセル(自己責任で設定します)してパンチは最大、進角は11.5°です。

●プロペラ

イギリスのプロップショップ社製の旧型4014/3ブレードをチョイス。オクチュラのXシリーズのペラよりも頭上げが強く高速の伸びが良いのが特徴。ただし、風が強い時には舞い上がってしまうので、その場合にはヒートレース用のオクチュラX440/3改を使います。

●重心

ヒートレースよりも重心を後ろに寄せるためバッテリー搭載位置をギリギリまで後ろにします。詳しい重心位置は次の機会に。

前日の調整ができなかったので以前のセッティングノートの通りにチルト、ターンフィン、フラップを調整しました。以前の練習ではこのセッティングで最高速度100km/hまで出ました。

そして、前回の記事でも書きましたが、今の時期は寒いのでLiPoバッテリーのパワーを最大限引き出すためにバッテリーを温めます。今回は「めっちゃ熱いカイロ」をバッテリーセーフバッグに入れてそれをクリアーボックスに入れて日当たりの良い場所に置きました。こうすれば電力無しでも結構温まります。

そして、早起きして1セル当たり4.1Vまで充電したバッテリーを会場に着いてから追い充電します。会場に電源は有りませんが、追い充電程度なら5S 4500mAhのLiPoバッテリーを親電源にして充電ができます。


次にエンジン艇。

エンジンはOS R2104の排気ポートを少しだけイジッた物を搭載!これに60ヘリ用のデカいキャブを装着。

ドライブ方式はダイレクト。ヒート艇は耐波性を良くするためギヤダウンで大きいペラを回しますが、周回レースは水面が荒れない前提で小さいペラを高回転で回すので、この方が低重心で反トルクも少ない気がします。

プロペラはプロップショップ製の旧型4214/3ブレードをバランス取りして少しだけシャープにした物を使用。キャビテーションを抑えて軽く回る様に仕上げました。

船体はだいぶ年季が入ってますが、とにかく軽量化するためにゲルコートを削り落として薄く塗装してあります。船体を薄くし過ぎてかなり前になりますが、ノーズの甲板を割ってしまい、補修した跡が痛々しいです・・・。しかし、その甲斐あって全備重量わずか2400g程度に仕上がっています。ヒート艇は3200gくらいあります。


いよいよレーススタート! ※すみません、残念ながらここからは写真が有りません・・・。

まずはMEクラスから。

出走順1番になり、最高の水面でのスタート!

最初のラウンドはそこそこのタイムを残すため、レース用の中でも練習用レベルのバッテリーを使ってギリギリまで攻めずに走行。

途中ブイにヒットしながらも何とかゴール。

速度とライン取りはイマイチでしたがタイムは自己最高の24秒08!

イマイチの走りでこのタイム!期待が膨らみます。

2ラウンド目にはレース用の2番バッテリーを搭載。少し力み過ぎて走行ラインがふらつきましたが、

1ラウンド目のタイムを大きく更新してなんと22秒91!密かに今年の目標にしていた22秒台に入る事が出来ました!

こうなると、どこまで伸ばせるのか気合が入ってきます。

3ラウンド目にはGensaceの少し軽い3300mAhのバッテリーを使ってみました。

スタートしてみると、明らかにさっきより遅い!!しかし、ライン取りを攻めてまたもや記録更新して22秒60!!

さっきのタイムがまぐれじゃなかったと証明できました。

そして最終4ラウンド目、一番調子が良いバッテリーを搭載してスタート!

今日最高のパワー感が出ていて何か行けそうか気が?久々にドキドキしながら4周回ってゴール!タイムをさらに更新して22秒13!

一気に22秒前半までタイムが伸びました!

全日本選手権の連盟公式記録が23秒54なので、来年の全日本選手権では新記録を出せるかも?という期待が膨らみますね~。


次にMAクラス。

こちらは朝イチでエンジン始動にてこずり、何とか走れる状態になった物のニードルが合わず2ラウンド目まではエンジン調整に終わってしまいました。

3ラウンド目にようやくエンジンが回ってきて速度的には良い感じに。

しかし、ラダーがクイックすぎてブイカットしてしまい中々タイムが出せません。

最終的に25秒63と、そこそこのタイムで終わってしまいました。

そろそろ船体が限界なのかも・・・。


今年のボートレースはこれで終了!年明け早々正月にもOMC周回レースを開催するとの事ですので、来年はたくさんレースが出来そうですね。


これからも自分で出来る感染対策をしっかりと行ない安全にRCライフを楽しみましょう!

では。