【人間学と経営】「経営の5S」競争を
2021.12.17 00:51
『子曰わく、君子は争う所無し。必ずや射か。
揖譲(ゆうじょう)して升(のぼ)り下り、而して飲ましむ。
其の争いや君子なり。』
(解釈)
先生が言われた。君子は、争わない。争うのは、ただ礼射ぐらいであろうか。
互いに会釈して上り下り、射が終わると互いに酒を酌み交わす。
これこそ君子の争いというものだ。
(解説)
資本主義社会では、企業は常に競争の中にあります。
買う側は、良いものを少しでも安く買いたいと思います。
ですから、価格や品質、またデリバリーなどで企業は
競争しています。
これが「良い競争」であればいいのですが、気をつけなければ
様々な弊害を引き起こしてしまいます。
産地偽装
品質の偽装
材料の偽装
長時間労働
外国人労働者によるメイドイン・ジャパン
外国人労働者への賃金未払い
環境破壊
・・・
ところで、「本当に良い会社」を築くためには、
バランスよく取り組むことが必要です。
従業員満足
顧客満足
社会満足
環境満足
会社満足
これを私は「経営の5S」と呼んでいます。
同じするのであれば、本当に良い会社をつくるための競争を
したいものですね。