HAKUクリスマスワークショップin埼玉 と ボトルカットの裏話
先日は埼玉県の高砂建設川口ショールームにて、
HAKUクリスマスワークショップを開催いたしました。
早速ですが、
完成いたしました参加者作品です。
私は製作説明を兼ねて、
緑のボトルサンキャッチャーを一緒に作らせていただきました。
このボトルはもともとは日本酒の瓶でした。
口の部分でカットすると、裾が広く広がった形で、ドレスのようです。
私は日本酒や焼酎は飲めないのですが、
生徒さんが気を利かせていろいろな色や形の空瓶を、知り合いの酒屋さんから譲ってもらってきてくれたんです。
そんな生徒さんのお心遣いがとっても嬉しいです。
今回、仙台と埼玉で
『ボトルサンキャッチャーでクリスマスワークショップをしよう!』
と決めたのはちょうど11月の初めでした。
それからというもの、毎日カレンダーと睨めっこ。
果たして一ヶ月半で20本近くのワイン瓶を空にできるのか⁈
ノルマでお酒を飲んだのは初めてです。笑
とりあえずワインを10本を買ってきて
毎夜、いつもよりもペースを上げて飲み続けました。
でも、流石に間に合わないと気づいて、生徒さんに助けを求めたところ、
みんなが同じワインを買いに行ってくれて
いっぱい飲んでくれて、
あっという間に大量の空瓶です!
それを毎夜毎夜、私はカットし続けたわけです。
だからこのボトルサンキャッチャーには、生徒さん達の愛が溢れています。
みんなありがとうって、ほんとに思います。
何かお礼はできないかなって考えました。
そこで、ボトルのカットした残り部分は、ランプの形に加工して、また生徒さんにお返ししようと思っています。
クリスマスワークショップでは、
ボトルカットのデモンストレーションもさせていただきました。
私はボトルカットのためだけに特別な道具などを購入したり使ったりはしません。
そのかわり、ほんの少しのアイディアと工夫が必要です。
オリジナルのボトルカット方法ではありますが、
20本近くのボトルをカットし続け、
最初は何本も失敗を繰り返しましたが
5本目あたりから徐々に成功率が格段に上がってきました。
自信もついた所で、
仙台のワークショップではデモンストレーションは無事大成功に終わりました。
ところが、今回の埼玉は、残念ながら最初の一本、大きく失敗してしまいました。
いろいろ原因は分かっていますが、
久しぶりの失敗に、やってしまった感満載!
生徒さん、かっこいいところ見せられなくてごめんなさい。
ただ、失敗したボトルも、失敗したからこそ出る鋭角なカーブのラインが面白く、
生徒さんが『花瓶としてこれほしいです!』
と言ってくれたので、ゴミに出さずには済みそうです。
ちなみに失敗するとこんな感じです。
真っ直ぐほしいラインのはずが、一部ボディにラインが斜めに入り込んでしまっています。
ほしいラインはこちら↓↓
成功するとボトルは信じられないほど軽い感じで『ポリン』と真っ直ぐに割れてくれます。
快感です。笑
今回、私自身、大変勉強になったボトルカットでもありましたし、また新たなスキルを身につけることができて製作の幅も広がりました。
SDGsにもほんの少しだけ貢献できているような気にもなり、いろいろと気づきをもらえた作品づくりができて自己満足です。
この後、もう一度だけ自宅アトリエにて同じクリスマスワークショップの開催があります。
今回ボトルカットを一本失敗してしまったせいで、この次の回のデモンストレーション用のボトルが尽きてしまいました。
仕方ないので、空いたリンゴジュース瓶にワインを詰め替えて、ボトルを確保!
まるでリンゴジュースです。
しかしながら、あまりにリンゴジュースなので、子供達が間違えないように。
ワインをリンゴジュースの瓶に入れただけで、途端に美味しそうじゃなくなる。笑
やっぱり見かけって大切なんですね。。笑笑