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李々佳・・縷々綿々

不倫を超えてpart2・・彼側のカード

2017.07.21 02:30

今回のケースは、リーディングケースにご応募いただいたものです。

Nanaseさま 占日時 20170716

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不倫を超えてpart1・・占断データ

不倫を超えてpart2・・彼側のカード

 

まず、彼の心境を示すポジションから読んでいきましょう。

深層心理に「皇帝」、顕在意識に「悪魔R」です。

 

「皇帝」は”夫となる彼氏”という意味で顕されています。

「皇帝」は、女性にとっての男性性であり、且つリーダーのカードです。

家の長、と書いて古い言葉ですが夫のことですよね。

 

また、『王様』という象意から派生して『征服、統治』といった意味を持ちます。

男性が女性に持つ『征服』とは、『性衝動』のことです。

ですが、責任あるこのカードでの『性衝動』は、決して身体目当てということではありません。

 

既婚男性の場合、自分が結婚していることを言い訳にしたい場合には

このカードはリバースで出るでしょう。それなのに、彼はこれをアップライトで持っている。

 

また、顕在意識に示された「悪魔R」はこのカードだけに着目して

不倫関係の二人という状況を照応させると、

”通常ならば” 『不倫は潮時』と考えている と解釈すべきです。

 

ですが、今回はそう解釈しません。それは後述します。

 

「悪魔」の絵は、山羊の姿の悪魔に、人間の男女が鎖でできた頭よりも緩い首輪で繋がれています。

『束縛』を第一義とし、『苦痛と快楽』の象徴です。

また、閉じられた空間時間の中での『パーティ;非日常』を顕します。

(悪魔のモデルとなった、農耕の神;パンは、パーティ好きで知られています)

 

『不倫成就』を意味する「悪魔」。

このカードがリバースなると・・・頭よりも大きな首輪はするりと下に抜け落ちます。

『目覚め』を意味するところから、

ということになりますね。

 

ところが、ベースには「皇帝」のカードが出ています。

その為に不倫関係から脱却したいのだ と解釈できます。

 

それが現実的に遂行できていくかどうかは別にして、

彼の言う、Nanaseさんと結婚したいのだ、という言葉は、本心から出ているものでしょう。

 

この解釈は、彼の心境を示す2枚のカードからだけ行ったものではありません。

(ポジション1、4も絡めています)

 

さて、そんな心を持つ彼ですが、では彼の状態、Nanaseさんへの姿勢はどうでしょうか。

「世界R」;『マンネリ化』という象意です。

という、『片思い』状態です。

 

彼の背景には、Nanaseさんからも補足情報でいただけたように、

ヒステリックで情緒不安定な女性性が示されています。

奥様が、彼を疑い、奥様と彼が緊張した関係性にあることがみてとれます。

ただ、彼の奥様への姿勢も「世界R」で示されるので、

彼は、わがままで嫉妬深い妻に対し、なんとなくやり過ごしているといえます。

 

このとき、「世界R」は『退屈』『やり過ごす』という意味が持たされています。

また、「世界」は結婚のカードの内の1枚ですから、

『完全なる』家族としてはどうも欠けているけれど、まだやり残していることがある という意味もこめられているのでしょう。

「世界」は、『完全』『到達』が第一義ですから、彼の状態がもし、このアップライトで示されれば、

家族を卒業する目途が立った状態といえてしまいます。

 

Nanaseさんからの情報によれば、彼はまだ2年は離婚できないとのことでしたからね。

彼の心と姿勢(外界に出ている”表現”)が多少ずれていることがわかります。

 

彼の言葉は、その本心から出たものです。

ただ、七瀬さんとの結婚を真剣考えているからといえ、現実問題として離婚をスムーズに進められる状況下にはない、ということです。

 

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不倫を超えてpart1・・占断データ

不倫を超えてpart2・・彼側のカード