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愚狂庵 伊勢のゲストハウス お子様連れの宿泊に

日々是好日 庵の食卓風景

2017.07.24 08:11

暑いですね。


庵主の玄龍です。


昨日東京から帰って来まして怒涛のような庵の日々の更新が滞り気味なので書いてみます。


最近は自然を相手にすることが楽しみの一つなんですよね。


なんというか理屈抜きに楽しいのです。


畑や釣りして自分が時間をかけて捌いたり調理したりして食べることが楽しいです。


切ないときもありますけど、でも生きるとは「こういうリアリティの事実」なんだと思うんです。


翼君も先日は鹿の最高級の肉を持参してくれて皆で久しぶりに収穫祭を開催しました(全然久しぶりじゃないかも笑)


ジャーン!見よ!このレアぶり。翼君提供


ジャーン!私の得意料理ゴーヤーチャンプル〜庵の庭で収穫したものです。


ちなみにゴーヤーと炒めたコンビーフは沖縄の私の母親から送って来ました。

写真写すの忘れた。ゴメンね〜お母〜


んで

本日のゴーヤー収穫祭


黄色いのは完熟したゴーヤーですけど、、、


でもこれも美味しく食べれるんですよ。


中身はこんな感じですけど食べたらネト〜としてメロンみたいな感じもします。


それを適当に切って


マヨネーズと醤油とワサビで簡単サラダ。


さっぱりして冷やして食べると美味しいです。



これも又今日の収穫したオクラとトマトです。


オクラは少し固くて収穫の時期が遅すぎたのかと思います。


でもランチは

オクラとタラコのパスタ。

パンはバターつけすぎだけど気にしないでください。

太るのは私なんで。

パンも翼君がバイトしてるイタリアレストランのパンを頂きました。


こんな感じで皆で工夫して生活をしながら何とか成り立ってる暮らしは最高ですね。


以上庵のB級グルメ情報でした。


あー忘れてた。お母の得意な沖縄の中身汁(豚のホルモン汁)これが私の大好物なんで大量に送ってくれました。


今日も今から釣りでも出かけようかと天候とたけちゃんと相談している最中です。


これは先日の鳥羽漁港の釣り修行風景。


サビキ釣りなんで小サバとか小アジですけど、唐揚げとかにしたら本当に美味しいです。


これがその時の食卓です。写真写すけどアップするの忘れるんです。。。なので今回で全部溜まってた写真シェアします。


巨大サザエとかも。


近所のおばちゃんにゴーヤーお裾分けしたら

育てたキュウリとトマトを頂きました。


これは最早物々交換で生活できるレベルになりそうですね。


禅宗では典座といって食事当番はとても重要な役割なんですよね。


食事を作るのも、材料を活かすのも、育てあげるのも全て生活即修行だと思います。


こういう暮らししてたら本当に時間が足りなく感じることもあります。


野菜に水あげて収穫したり色々なことを考えて工夫したり、それを又調理したり、お裾分けしたり無駄がなくすることの心配りって大変なんです。


しかも托鉢修行しながらゲストの予約管理などもありますし笑


でも私が痛感するのは「本当はこういう生活が人生で大事」だと思うんです。


生活に必要のない情報が今は溢れてて、その情報に振り回されることが現代人が多いような気がします。


庵の生活は人間の基本の「食べること」に結構な時間が割かれています。


食べるために「托鉢」して現金収入をお布施で頂いて


命を感じるために

「畑で野菜を作ったり、釣りしたり」


それを実際に食べるまで本当に長いプロセスがあるんです。


そこに生きる実感が湧くことを伝えたいと思っています。


最後に仏教で食事に対する経典をシェアします。

「食事五観偈」

「一には功の多少を計り彼の来処を計る。」

この一椀の食物は、たとえ一粒のお米、一茎の菜といえども、それが耕作され、種蒔かれて・・と限りない人々の手を経て、いま自分に与えられていることを思い、感謝していただきましょう。

「二には己が徳行の全闕(ぜんけつ)を忖(はか)って供(く)に応ず。」

こうして無限のめぐみによる食物をいただくについては、常に反省を忘れず、その恵みに値するよう、自己の向上を目指しましょう。

「三には心を防ぎ過貧等(とがとんとう)を離るヽを宗とす。」

美食に向かえば貪りの心をおこし、粗末な食膳には怒りと不満をいい、毎日同じ食事にあえば愚痴をこぼす私達の心のゆくえを熟視し、これらの三毒の迷いを改めましょう。

「四には正に良薬を事とするは形枯(ぎょうこ)を療ぜんが為なり。」

薬は甘苦によって増減してはいけない。日々の食物は、この生命を支えるためにあり、美味・不味・好き嫌いの心を離れていただきましょう。

「五には道業を成(じょう)せんが為めに当(まさ)に此の食(じき)を受くべし。」

食物をいただいてこの身心を支えると共に、一切の生命に感謝し、この日々を、自他の向上としあわせを目指し、毎日を大切に生きていきましょう。

 


合掌