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酵素で生きる。

戦略会議。

2015.10.31 05:36



急遽、戦術を変えるときがきた。



すい臓がん。余命宣告(1年)から3ヶ月経過。

ステージⅣ。 CA19-9 / 7614。  CEA / 7.7。

肝臓転移あり。

数十年前に白血病発症歴あり。

大学病院2箇所で入院治療。

摘出手術不可。放射線治療不可。

抗がん剤は主治医より保留。

明確な治療方針は示されていない。

現状では、施す術が無い!ということ。


自覚症状なしで、痛みもなし。

体力・食欲ともに通常通り。


ガン対峙における初期戦略はこうだった。


【基礎免疫力アップ】 ・・・ 中期スタンス

*腸内環境を急いで改善

  ・栄養分の消化・吸収がスムーズに出来るように

  ・腸活性化による体力維持

*体重維持(減少しないよう監理)

*白血球を増加させる(免疫細胞成分3種)


基礎体力を温存しながら、体内免疫力のアップを図る。

(食事療法・温熱療法・低放射線治療・免疫治療・免疫細胞治療)




【直接治療・ガン細胞の抑え込み】 ・・・ 短期スタンス

*臨床試験治療 A (自由診療)

   ・副作用なし服用のみ。高効果エビデンスあり。

*臨床試験 A +抗がん剤  (緊急最終処置として)

   ・抗がん剤の副作用をなくする効果(併用で効果アップ)


抗がん剤(劇毒)による免疫不全を極力回避して、QOL維持。

(臨床試験A服用・化学治療併用・化学治療単体はNO)



大別するとこの二階層の戦術を、時間軸で並行しながら

進めていこうというもの。




ガンが発見された時点で、可能であればガン三大治療に

進んでいたはずなのだが、幸か不幸か・・・不可能だった。

セカンドオピニオンで他の病院でも検査入院したのだが、

結論は同じだった。


ここに、一瞬の「考える時間」が出来た。


とても冷静に対処などは、出来るはずも無い。

「延命治療」すら提示されていないのだから。

不安と恐怖に冴えなまれるだけだ。


ひとつの組織、ひとりの医者が、統合医療として

俯瞰して診るということは、残念だが現実には出来ていない。


「生き抜く」ために、絶対に後悔の無いことをしよう。

あの治療をやっておけば・・・など、言わないように。

数多の治療法がある。

知らない治療法、怪しい治療法すら数多くある。


ひとつひとつを見極めながら、自分に適しているか、

そして選出した治療法を立体的に構築していくことが求められる。


ひとつの治療法で完治する! そんなことは有り得ない。


基準となるのは、「理に適っている」かどうかだ。


選択した治療は、担当医が異なっている。

それぞれの専門領域には長けているのだが。



最悪のシナリオはこうだ。


大学病院の主治医に「抗がん剤」併用治療を。

ただし、単体では行わない。抗がん剤の特性・副作用を

しっかりとブロックできる臨床試験Aとの併用が条件で。

(すい臓がんに効果が見られる抗がん剤が無いためこのシナリオを変更)


本当に、最終手段として最後の治療法かもしれない。


免疫自己生成力は落ちている。

そんな状態で、クスリや抗がん剤投与は出来るはずが無い。

その前に、体力維持と免疫力アップを十分に図る。

その上で、がん細胞を死滅・根絶させる方法ではなく、「抑え込む」。

免疫不全に陥るのは避ける。



基本、3ヶ月タームで捉えないといけない。

変化は極めてスローペースだ。

これがなんとも、じれったい。

90日。2160時間。

不安と緊張に冴えなまれる。




戦術を変えなければならない。


「痛み」が出てきたからだ。

「痛み」は焦りを生む。

悪化しているとしか捉えない。蝕まれているという恐怖。

「焦り」「恐怖」は劇薬に走らせる。より即効性を求めてしまう。

ブレーキが効かなくなる。



熱が出ることは、体内で免疫が戦っている証なのだが。

熱という症状を冷静に効果なのだと考える人は少ない。

腫瘍マーカー値も然り。

増加すると効いていると好判断することは少ない。

一喜一憂することはない。

そこでエビデンスを確認するのだ。変化の推移の特徴を!

新薬投与後に数値の上昇が見られるが、一ヶ月で数値は平常値に

戻るという、臨床データのエビデンスで判断するべき。




「焦らず、急ぐ」。


【直接治療】の戦術を前倒ししよう。


十分に免疫力が再構築されているとは思えないのだが。


副作用の無いものばかりだから、現行の免疫力で耐え抜いてほしい。


ここで11月から3月までの工程を再構築。 逆算構築で。

◆◆◆

前述の「最悪の場合」である、「臨床試験A+抗がん剤」治療の

根回しを。大学病院の主治医に予め想定される抗がん剤の

選定と時期判断を打診しておく。緊急時に備えての対処も。

治療内容のすべての情報を、大学病院の主治医に集約させる。

白血病治療時からの継続した主治医関係が幸いしている。

(適切な抗がん剤がないため変更)

◆◆

臨床試験A繰り上げ開始。各データの共有を図る。


基礎免疫力アップ策は継続。



今までの間接対峙から、並行しての直接対峙のフェーズに。

連携こそが大切だ。

さぁ、これからだ。


            SERENDIPITY。