iDeCo（個人型確定拠出年金）の加入は慎重に

iDeCo（個人型確定拠出年金）の制度が２０２２年から変わります。

現在、iDeCoに加入できるのは６０歳までですが、

これが２０２２年の５月から６５歳まで加入できることになります。

拠出は現在６０歳までですが、運用は７０歳までできることになっています。

２０２２年の４月から７５歳まで運用ができることになります。

他にも企業型の確定拠出年金の加入者が原則iDeCoにも加入できるように

なります。

iDeCoは運用益は非課税ですし、拠出金は全額所得控除できます。

受け取り時にも税金の優遇があります。

このようにiDeCoはお得な制度であることは間違いありませんが、

使い方には気をつけないといけません。

基本、１度iDeCoを始めると途中で解約することはできません。

６０歳までは続けないといけません。

拠出の額の変更はできますが、

若い方はライフスタイルが急に変わることもあり得ます。

それを踏まえて加入を考えましょう。

５０代の方も５０代の後半でiDeCoに加入しますと

加入期間が１０年ないことになるので６０歳から受け取ることはできません。

１０年の加入期間がないということになりますと、

運用も少々難しくなるということは考えておかれた方がよいです。

iDeCoを始めるのであれば必ず拠出できる金額から始めましょう。

節税になるからと無理のある金額で始めるのはやめましょう。

誰でも絶対メリットがある制度ではないということは

少し思っておいた方がよいかもしれません。