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「避難訓練」放課後等デイサービスみのりⅡブログ

2017.07.27 05:30

かかわり教室の各事業所では、毎月必ず避難訓練を行っています。 

先日、みのりⅡでは火災を想定した避難訓練を実施しました。 

「避難するときは、どんなことに気を付けたらいい?」 と、スタッフが質問すると 「『お・は・し・も』を守る!」 「鼻と口をハンカチで押さえる!」 「姿勢を低くする!」 と、次々に答えてくれていました。 

子どもたちは繰返し行う訓練の中で火災での避難方法が、パッと浮かぶようになってきているようです。 

 その中で、Aくんはこのようなことを口にしていました。 

「あの…僕、今日ハンカチを持ってきて無いんですけど…」 

彼の想いを受け、側にいたスタッフは、「ハンカチが無いときは、手で押さえてもいいんだよ。」と伝えました。

 A君の疑問は、とても意義深いことだなと感じます。 

いつ災害が起こるか、どこで災害に遭うかは誰にもわかりません。 

ハンカチをすぐに手に取れない状況の中で災害に遭うかもしれませんし、 ハンカチ一枚の有無だけで、全く別物の対応が求められます。 

また「ハンカチで鼻と口を押さえましょう」という文言だけを伝えてしまうと、「なぜその行動が必要なのか」「命を守るポイントがどこにあるのか」が不明瞭になってしまいます。

体を守って避難する上で絶対に外すことが出来ない点を伝えていくことが必要です。 

改めて、色々な状況を想定した訓練の重要性・子どもたちへのより良い伝え方について考えさせられる一幕でした。 

訓練後の振り返りでは、 「走らないで避難することが大切だと思う。」 「静かに避難しようと思う。」 など、それぞれの感想を発表してくれました。 

今後も引き続き、訓練の質を高められるよう、スタッフ間で話し合いやシミュレーションを重ねていきたいと思います。