人の皮で作った「ネクロパンツ」
アイスランドはケルト系のアイルランド人が開拓を行った歴史があり、ケルト人の血が濃いそうです。
ケルト民族は魔術に精通していた話は有名ですね。ウィッカーマンという映画もあります。
個人的には人をいけにえにするって疑問なんですけどね。
神が人間を作ったのだとしたらそれそのまま送り返してるのと一緒じゃないですか。
豊作の神に作物お供えも、そのままじゃなく手を加えたものをお供えすればいいじゃないですか。
できた作物でフレンチとか。
「ネクロ」とは「死」を意味する言葉です。
ネクロマンシーは死霊術
ネクロマンサーは死霊術を使う人
今回紹介したいのが「ネクロパンツ」
簡単に言うと人の下半身の皮で作ったパンツです。
皮を提供してくれる人に「亡くなったらに下半身の皮をください」という許可をもらうんです。
この呪い道具を作るには必ず提供者に許可をもらい契約を結ばないとダメらしく、なんというか、
使い魔との契約みたいで面白いですね。
提供者の死後、墓から遺体を掘り起こして、腰から下の下半身の皮をそのままの形でズボンにする。
これを身につける人は、クリスマスかイースターに、提供者の妻からコインを盗み、そのコインと共に、"nabrok"と言われる魔法の呪文を書いた紙片を、ネクロパンツの陰部に入れる。 このコインは超自然の手段によって富を集めるアイテムで、入れておく限り金が入ってくるらしいです。
↓nabrok
製作者は生きている限りずっとこれを身につけ自分がなくなったときのために引き継ぐ者を決めておかなくてはいけないそう。
これを怠ると、製作者の遺体は死んですぐシラミに食われてしまいます。
きちんと引き継げば、次の者にもお金に困らない生活ができるそうです。
アイテムの引き継ぎをするためには新たに引き継ぐ者は右足からはき、引き継がれる者は左足から脱がなくてはいけません。
これを代々続けていけばアイテムの効力が切れる事は無いそう。
実物はアイスランドのホルマビクの魔術博物館にあるそうです。
↓実物
本当に富があったのかはまぁ置いといて、実行したという事実があるというのが面白い。
おまじないと魔術の違いってたぶん入手しやすいアイテムか否か、気軽にできるかどうかだと思うんですよね。おまじないは消しゴムやらメールを使ったり今何も買い足さずに出来、失敗してもまたやり直す事が気軽にできますね。
しかし魔術となるとリスキーな内容になってきます。
精液や血、爪、髪、皮や動物の骨など動物系の一部を必要としたり特定のフルーツやAmazonでも売ってないようなものを使ったり、自身のエネルギーをかなり使うので精神的にも疲れます。あとよく失敗すると自身に不幸が訪れるとか多いですね。
この人はどういった覚悟でこの魔術に挑んだのでしょうか・・・。大変興味深いです