【広島三原】合コンと新しいマーケットづくり。
こんにちは。
神戸湊川から城崎温泉へ向かう特急車内です。
福知山線、播但線、どっちにしても、電波が悪くて、ちょっとブログ更新するくらいの軽作業も、効率がさっぱり上がらず困ります^^;
昨日は、広島県の三原市へ行ってました。
友人のタウンマネージャー・原田弘子さんが、地元のまちづくり会社「まちづくり三原」にてタクトを振るっていて、今年度に入って少し応援してほしい、とのことから、時々通っています。
もとの依頼は、中心市街地にある広場にて秋に開催している「収穫祭(農作物の販売イベント)」のリニューアルをどうすすめるか、という相談。事前ヒアリングや現場視察、実行部隊メンバーとの意見交換を経て私が思ったのは、「思い切って、根本から見直して組み立てるべし」という提案でした。
そんなことで、昨日は、まち再生のセオリー、特に「新しいマーケットを創る」ということを、少しくどくど説明する機会にしました。従来の都市計画的な考え方との違い、再生に結びつく催事の組み立て方など、小セミナー並みの密度はあったと思います。
そんななか、地元で道の駅を経営しているキーパーソンの方は、「話に納得した。自分の考えを改めて組み立て直したい」と言われるなど、じっくり腰を据えてやろう、という空気になってきたかな、とホッとしています。(なかなか、50歳をすぎて、考えを改めたい、と人前で意思表明することはできることじゃない。いい大人な方で私自身も見習いたいな、と思います)
で、その時に一番反応があったのは、この図の説明のとき。
まちを再生・活性化させていく上で、ファンになってほしいお客を決めないから、最初の事業企画があらぬ方向に行ってしまう、という説明をよくするわけです。イベントを100回やっても、まちは変わりません。それがたとえ盛り上がっているものだったとしても、です。
それは、例えて言えば、「盛り上がっている合コンにあちこち足を運ぶのはいいけれど、結局、どんな方とお付き合いしたいのか、その人とお付き合いするのに自分はなにを与えることができるのか、それをわからずに行って、いつまでもステディができないことと同じ話だ」ってことなんです。
その例え話のときに、結構、うーーーーーん、って俯いた人がいて・・・
想定外の反応でした(笑)
子供の頃、となりの尾道(母の実家あり)から、買い物に連れられた三原のまちの風景とはずいぶん変わってしまったけど、まちを巡ると、なんとかかんとか持ちこたえているな、という感じも、割と簡単に見出せました。これからじっくり、仕込んでいければ、と思っています。