3・4年生課題図書「くろねこのどん」
クイックブックトークとは、
子どもの本の選択の幅を広げる手助けのために
本についての情報を豊かにする手法です。
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夏休み2017年読書感想文全国コンクール課題図書より
少しずつ本を紹介しています。
今回は、
中学年の部「くろねこのどん」
岡野 かおる子 作 上路 ナオ子 絵
理論社 定価:1,512円(税込)
ねえ、みんなは、ねこの言葉がわかる?
それとも、人間の言葉を話すねこに会ったことがある?
「くろねこのどん」は、ねこと女の子のお話です。
ある雨の日に
えみちゃんの家に、どんはやってきました。
お庭で「ミィーオ、ミィーオ」と声がするほうを探したら、
びしょぬれで、まっくろくろのちびねこは
ぶるぶるふるえていました。
えみちゃんは、お部屋にいれて
かわいたタオルでふいてあげました。
よく見ると、はなのところがちょっぴり白く、
あと、4本の足の先が白くて
ソックスをはいてるようです。
「すてられたの?」えみちゃんがきくと、
「ちがわい」子ねこはいいかえしました。
え?!
「ちがわい」って…
えみちゃんはびっくりしたけど、
でも口をきいてくれたのがうれしくなって、
ミルク飲ませてあげながら、お話をたくさんしました。
「うちのねこになっちゃえば」って聞いたら
すこし考えて「やっぱり、やめにする」って断られちゃったのだけど
それからも、雨が降る日には、遊びにくるようになりました。
どんというのが、子ねこ名前。
おかあさんがいない日におうちにあがっては、
ままごとしたり、ジャングルごっこしたり、
ある日は、ほかのねこの友だちまでつれてきて
大騒ぎしたり!
夏から秋になり冬になって
風が強い日や、雪の日にも
どんは遊びにきてくれました。
春になって、どんはえみちゃんとお別れしてしまうのだけど
どうしてそうなっちゃったのかは、最後のお話に。
そんな、えみちゃんとどんの楽しい日々。
ひとつひとつ、読みやすいお話になっています。
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