Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

kojinkai

中1の関数。

2017.07.27 15:45

中学1年生は、比例のグラフの基本が

全て終了しました。


基本的な、座標から理解する

y/x=aの方法から、yの増加量/xの増加量=aの

方法まで、今は二人しかいないクラスですが、

とても綺麗に知識習得をできています。


この学年は、y=axを定義して、

それに代入する形で比例定数を求める方法は

一回も教えていません。

比例定数は座標眺めてたらこんな風に

ナチュラルに分かってしまうんだから、

決まった手順、決まった手法よりも

まずはグラフと式の関係性を直感的に

理解できるようになることを目指そう、と

従来と指導方法を変えてやってみています。


この指導法を見ながら、中3の子が

「この方法、めっちゃ簡単で面白い・・・」と

つぶやいていました。


そう、分かる子にとってはこっちの方が面白いのです。

分からない子には絶対しない指導をしています。

大切に、大切に、中1の子たちは指導の

意図を汲み取ってくれます。


もっと学年を経たのちに、この意味が

もっと深いところで理解されるでしょう。

長く通ったことを絶対に無駄にしない指導を

きちんと実施することを念頭に置き、

早く通ったからこそ得られるものの価値を

一層引き上げてゆくこと。

決してコンビニエンスな通い方をする人が

うちにいないように。


同じようにできることが、その個々に

どう理解されているかということ、それが

もっと先々に影響を与えてくるものです。


出来ていること以上の何か、を、

いかにあたえるかというのは難しい仕事ですが、

そういうちょっとしたことに変化を与えるのは、

指導者としての面白みの一つでもあります。