チチカステナンゴの木曜市場
アンティグアから旅行会社のバスで約4時間のところにあるチチカステナンゴ。毎週木曜と日曜に大きな市場が開かれるということで、やってきました。聞いていたとおり、このマーケットすごいです。
朝7時にバスはホテルを出発。片道だと10ドル、往復で20ドルです。ホテルで予約をお願いしましたが、運営は旅行会社で、いろいろなホテルから予約を束ねてバスを出しています。
バスで4時間といいながら、最初の30分はホテルを回ってピックアップ。ホテルを5か所ほど回り、ワゴン車の14席が満席になりました。さすが木曜日。あと、途中で休憩のためにサービスエリアのようなレストランにたちより、そこで30分。なので、車をチャーターすれば3時間でつくとは思います。
つくなり、市場の通りにはものすごい数の露店が軒を連ね、すごい人。ウイピルというカラフルな刺繍が施された伝統的な服や先住民族の織物、お土産によさそうなビーズ細工、伝統の織物を使ったカバンや財布などの小物などがたくさん売られています。
女性と女の子が中心ですが、本当にチチカステナンゴにいるほとんどの人が民族衣装を着ています。ウイピルという刺繍のある上着と巻きスカートが一般的なスタイルで、荷物をまとめる風呂敷のような布も伝統的な織物を使っています。彼女たちはさらに遠方の町から市場に合わせて、商品を売りに来ているようです。
男性にも民族衣装はありますが、ほとんどの男性がきていません。普通の洋服を着ています。なぜだろう。。。
ここはアンティグアと違って、市場を少し歩くだけでほとんどの人が声をかけてきます。客引きです。さすが観光地。でも、お土産に生地やタペストリー、テーブルクロス、服を買うには非常にいいと思います。私もぜひ買いたいのですが、このあとティカルにも行くのに荷物が増えてしまうので。。。大きな重たいものは買えません。。。残念。
この伝統的な柄、色合い、デザインはとても芸術性が高く、もはやアート。マヤ文化を共有しているためか、メキシコの色づかいやデザインにも似ていますが、やはりグアテマラはグアテマラで独特。こういう文化がまだ人々の日常に生きているというのはすばらしい。これは本当に貴重な文化財であり、観光資源だなと思います。
マーケットはチチカステナンゴで一番大きいサント・トーマス教会を囲むように出ています。教会は内部を見学することもできます。アンティグアのような都市部に比べると、とたんに人の顔つきも体格もラティーノからインディジナスになり、背も低く、顔立ちは東南アジアの人たちに似ています。服装も合間って、アンティグアとはまったく違う雰囲気に驚きます。
しかし、ここまで土着の文化を守りながら、宗教はキリスト教が浸透しているというのは本当に不思議。
チチカステナンゴでは、マーケットの中心部あたりにたくさんレストランがあります。私はPop Wujというレストランに入ってハンバーガーとコーヒーを注文。35ケツァール。正直どちらも美味しくなかったです。グアテマラの肉料理、魚料理メニューもありました。
レストランでなくても、市場で食べ物はたくさん手に入ります。フライドチキンや、タコスのような郷土料理、フルーツ、ジュースなど。グアテマラの観光地の衛生状態はおそらく大丈夫だと思いますが、旅行中の体調管理にはご注意を!
アンティグアからのバスは、ホテルサントトーマスという大きなホテルの裏側にある車庫から発着をしています。チチカステナンゴからべつの地方都市へ行くシャトルバスもここから発着していました。いちどマーケット似入ると方向感覚がなくなるので、このホテルとサントトーマス教会との位置関係だけ頭にいれておきましょう。
バスはここに発着します。市場で出口に迷ったので、写真を見せてサントトーマスはどこか、近くにいた少年に聞いたら教えてくれました。みんな知っているホテルなので、仮に迷っても誰かに聞けば大丈夫です。
なお、バスで一日かけて往復すると、観光できるのはこの市場部分だけです。行き4時間、市場観光と昼休憩3時間、帰り3時間半。移動に時間が取られます。ずっと山道なので非常に疲れます。
ホテルの角をチキンバスも曲がって行きます。高級ホテルのようで、外国人がたくさんいるので目立ちます。チチカステナンゴに泊まる場合はよさそうなホテルです。もしマーケット以外にも地方散策をしたい場合は、日帰りバス出はなく、やはり一泊必要です。