グアテマラで毎日見かける働く子どもたち
2017.07.28 01:32
グアテマラでは、子どもたちが毎日働いています。全国を見て回ったわけではありませんが、朝から夜まで、たくさんの子どもたちがバラ売りのお菓子を持って、売り歩いています。
今私のいるカフェに二人の子どもがお菓子の篭を頭に乗せて入ってきました。手前に座っていた外国人テーブルに行き、話しかけましたが、買いそうになかったので店を出ようとしたところ、そのテーブルにいた一人の女性が財布から5ケツァール札を三枚取りだし、子どもたちにあげました。
旅行中だし、15ケツァールなんてコーヒー一杯ほどだし、グアテマラはキリスト教の国だし、こうして豊か人が貧しい人に小銭をあげることは、チャリティーでいいことなにでしょうか。大きなことはできないけど、15ケツァールをあげるくらいのことはできるし、何もしないよりはいいのでしょうか。お金をもらった子どもは明日もまたここに来て、同じ子をするのではないでしょうか。
あの子どもたちに必要なのは、今日15ケツァールを哀れみと引き換えにもらうことではなく、それではダメだということを教えて、生きる力を学ばせることだと思います。
また一人、小さな女の子が大量のリストバンドを抱えてカフェ入ってきました。先ほど15ケツァールを渡した女性は、今度は見向きもせず、席をたって店を出ていきました。
貧しい子どもに簡単にお金をあげることがどういうことなのか、大人はきちんと考えなければなりません。