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元美浦トラックマンの競馬血統ブログ

シルクホースクラブ 1歳馬考察 ロジャーズスーの2016

2017.07.28 07:50

ロジャーズスーの2016 募集価格3500万円

国枝厩舎 ノーザンファーム 生産

父ハーツクライ 母父Forestry

ハーツクライ産駒と相性の良いStorm Cat、Seeking the Gold、Seattle Slewが入っており、血統表を見た瞬間、いかにも成功しそうな配合と感じた1頭。Busanda≒Striking 6×6・7・9の継続クロスは秀逸で、母系にHis Majesty≒Graustarkもあり大物感がありそう。


しかし、1点非常に気になる点がある。それはForestryの血だ。

Forestryの血を持つ馬はとにかくダートの短距離に出てしまい、芝での勝ち上がり率が非常に低い。下記データより、3代血統表にForestryの血を持つ馬の芝成績を見れば一目瞭然。父SS系×母父Forestryに絞っても芝で2勝しかしておらず、全姉がダートで勝ち上がったのも頷ける。

【総評】

血統表を見た瞬間、「これは!」と思って調べてみたのが始まりなだけあって、血統構成だけ見れば非常に良く大物になっても驚かない。しかし、調べれば調べるほどForestryの血の強さを感じる結果となりダート馬になる可能性は非常に高そう。

また、ハーツクライは総じてトモが緩くなりがちでダートの活躍馬が出にくい。それだけにダートで代用が効かないのも大きな不安要素だ。期待値的には見送った方が良さそう。


今回学んだことは「Forestryの血を持つ馬のダート替りで買い!」で、本馬が芝で負けてくれれば馬券の方で狙いたい。


堅実性  ★★☆☆☆

大物感  ★★☆☆☆

お買い得 ★☆☆☆☆