闇への耐久性。
Naoyaです。
今日は二十四節気の22番目、冬至です。そして、同日から山羊座の季節が始まります。
冬至は二十四節気の中でも多くの人に知られている節気。昼の時間が一年で一番短く、夜の時間が一番長い日。太陽の威力がもっとも弱まって、陰陽の陰のエネルギーがもっとも極まる日ですが、ここから昼の長さが徐々に延びていく逆転のタイミングでもあります。暑くなっていく最中に夏至を迎えると、明るい時間がどんどん短くなっていくんだなと悲しくなるのですが、逆に冬至を迎えると、どんどん光を取り戻していくんだなとホッとします。ここ最近、早い時刻から暗くなってしまうので、気が滅入りやすい人もいると思いますが、これから日中の時間が少しずつ延びていき、陽のエネルギーが徐々に高まっていきます。寒くて暗い季節はまだしばらく続きますが、心身のセルフケアをしながら乗り越えていきましょう。
そろそろ2021年が終わろうとしています。2021年はどんな一年だったでしょうか。出口の見えない混沌とした日々が、昨年からずっと続いているように思えますが、それでもちょっとずつ変化を積み重ねながら、今、目にしている景色は昨年の今頃とは確実に違うのではないでしょうか。この一年を振り返りながら、目の前の景色や心の情景をじっくりと丁寧に眺めてみてください。
自分の2021年を振り返ってみると、旅に出ることも派手にアクションを起こすこともなく、とても地味だったように思えます。地味というとマイナス方向に受け取る人もいるかもしれませんが、決してそうではありません。かなり味わい深いエッセンスが、水面下で着実に醸成されて抽出されるような一年でした。その醸成や抽出はまだしばらく続いていくかと思います。とても個人的なことなので詳しいことは書きませんが、簡単に言うとこれまでとはまた違う成長期というところでしょうか。
2021年は自分を内観する時間がとても多かったように思います。闇に包まれたような孤独な時間。闇とか孤独というと、ネガティヴなものとして捉える人も多いかもしれませんが、成長するためには必要で大切な要素だと思っています。
煌々と眩しいスマホの光に安堵感を求め、
オンライン頼りで常に誰かと繋がっていたい。
そんな人がとても多い今日この頃。最近の人は闇や孤独を恐れすぎていて、ひとりでいることに対する耐久性がとてつもなく弱いように思えます。耐えられる範囲での孤独感や寂しさにすら耐えられなくなっている感じ。だからこそ、ひとりで自分と向き合うことができなくて、外の世界や他人のことばかりに気を取られてしまい、成長の機会がどんどん少なくなっていると思うのです。
光のない闇や孤独に対する耐久性を、それぞれある程度は身に着けた方がいいように思います。これからの時代を生き抜いていくためには、そういうスキルがより必要になると思うのです。コロナ禍で人となかなか会うことができなくなるという非常事態の中、さらにそう感じました。もちろん人に頼るときは頼ってもいいと思います。でも、常にすべてを頼り切ることのないようにしたいところ。安易に人との繋がりを求めないで、ひとりで熟成していく時間も大切ではないかと思います。
闇の時間が一年で一番長い冬至の夜、ひとりで自分と向き合ってみるのもいいかもしれません。
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