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通行人にドラマのロケを止められた話

2015.11.01 11:55

実家の芦屋から父が遊びに来ました。
せっかくなので、家族でスカイツリーに行ってきました。
東京タワーには以前ドラマの撮影で登ったことがありますが、
スカイツリーは初めてです。


さて、高いところに登るとつい衝動に駆られて撮りたくなってしまうのがジオラマ写真ですよね。
(僕だけでしょうか)


愛機GH4でパシャリ!!

人や車がミニチュアっぽく写り込んだ方がいいのですが、高すぎてよくわかりません!
まあでも、彩度をあげたりなんやかんやしてるうちに、それなりにはなったでしょうか。


左手に見えるのは思い出の桜橋。
僕は以前、テレビドラマの助監督という仕事をしていました。
桜橋にドラマのロケで行った時、
面倒なおじさんに絡まれて撮影が中止になってしまったことがあります。
街中でロケに遭遇したことがある人はご存知かもしれませんが、
人通りの多い場所では、スタッフが歩行者の通行整理をすることがあります。
今回もスタッフが人止めをしていました。
しかし、その態度が気に食わなかったようです。
さらに、テレビにまつわる根深い理由も潜んでいました。


助監督というのは、雑用全般なんでもやります。
そのため僕も、これまでよく人止めしてきました。
「すみません、すぐ終わります」と何百回何千回言ったかわかりません。
最初のうちはよく失敗しました。
特に朝の通勤時間は殺気立っている人が多いので、
怒鳴られたり、自転車に無理矢理突破されたこともあります。
あれはほんの一瞬の出来事でした。
交差点を走ってくる主演女優と、
僕のガードを突破した自転車がぶつかりそうになりました。
もちろん撮り直しです。
後で監督やプロデューサーたちからこっぴどく叱られました。
止めるのにも、役者や歩行者の安全を守るという理由があるのです。


今回のおじさんは、スタッフにムカついた以外に、
どうやらテレビという存在自体が嫌いだったようです。
「公共の橋をテレビなんかが止める権利はあるのか」
と大声で言っていました。
そして、ブツブツ言いながら数時間ずっと撮影現場に居座り続けました。
相当の執念です。
ちゃんと許可を取って撮影していたので、警察を呼びましたが、
手を出されたわけではないので、警察にも彼をどかすことは出来ませんでした。
撮影を中止にされたのはあの時が初めてです。
ロケに幾ら損害が出たのか、彼は知っているのでしょうか。
数十万はくだらないでしょう。下手したら100万越えです。
そして、数十人のスタッフたちの貴重な睡眠時間が数時間削られてしまったことも。
僕たちのやっていることは、彼から見ればただの遊びかも知れません。
けれど、僕たちはこれで生活しているんです。
真剣なんです。必死なんです。


一体、テレビはそこまで憎まれなければならないものなんでしょうか。
僕にはよくわかりません。
テレビが何かと槍玉に挙げられたり、中傷されている現状は知っています。
それなりにテレビ側に非があることも認めます。
しかし、それでも僕たち制作者は作り続けなければなりません。


僕は、撮影する側としていつも、
「撮らせてくれてありがとう」
という感謝の気持ちを持ちながら仕事することにしています。
うまく言えませんが、テレビへの信頼を回復することでしか、
今の視聴率低下やテレビ離れは解決できないと思っています。



さて、二日間父は孫にメロメロでした。
父が幼児に絵本を読む姿は初めて見ました。
果たして満足して帰っていただけただろうか。

出かける前の息子。
今にも韻を踏みそうです。
計画どおり、順調に音楽好きに育っています。
彼が最近ハマっているのは水曜日のカンパネラです。
あと、とにかく若いお姉さんに目がないみたいです。
一体誰に似たのやら。笑



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