今更The King Of Limbsについて考える
どうも!toraと申します。
今回出前寿司Recordsさんでコラムっぽいものを書かせていただくことになりました。
理由としては、仲のいい(と勝手に思ってるだけかもしれない)フォロワーさんが何やら地下室タイムズ的な記事を書いてるのを見て「なんか楽しそう…」と思ってお話をしたらこうなりました。大学の前期授業も終わり、夏休み。サマソニまではバイトとアニメの消化くらいしかすることない日々にちょっとしたスパイスを…的なノリです。
一回目の記事は、とりあえず一番好きなRadioheadのことを書こうかなと思います。
Radioheadを知ったきっかけは確かTwitterで教えてもらったか何かだったと思います。最初にハマったのがCreepって言うのは意外と誰もが通る道だったりするのかもしれません。そこからかなりどハマりし、それが講じたのか知りませんが、高校のあだ名はトムさんになってしまいました。アルバムや、メンバーのソロ作もいくつか所持しています。
昨年は新作「A Moon Shaped Pool」もリリースし、Summer Sonicにも出演。僕も見に行ってCreepでボロ泣きしました。
いい加減本題に入ります。今回はあえてこのアルバムを取り上げたいと思います。
2011年作のThe King Of Limbs。(画像はイメージです。)
いやこれ人気なさすぎでしょ。結構残念な評価受けてない?
と、その前に非常に個人的な見解ですが、
・The Bends
・OK Computer
・Kid A
・In Rainbows
辺りに関しては、もはやとやかく言う必要はないと思うくらいの人気作なのでパスします。僕の中でもこの4枚はある種の「殿堂入り」的なものになってます。
それ抜きにして考えた時に好きなRadioheadのアルバムって意外とこれなのかも…と思うんです。寝る時によく流します。自分のiPhoneでの再生回数も3位らしいです。(ちなみに1位はMuseのAbsolution、2位はIn Rainbows)
なぜこのアルバムが好きなのか…ぶっちゃけますと、自分でもハッキリとは分かりません。恋してる時なんかに「なんでその子が好きなの?」って聞かれて「えっ…なんか好き…なんか惹かれる…」みたいなのたまーにあることがありません?そんな感じなのかも知れませんね……は?
まあ、それを言ってはおしまいなのでよく考えてみましたが、このアルバムにはある種の「閉鎖感」的なものを感じるんです。OK Computerもそういった感じがするという内容の記事は見ますが、またそれとは違う閉鎖感。OK Computerは都会にいて車やら電車やらで移動することは出来る、周りの風景も移り変わって自分が動いているのは分かるのに、どうも息苦しい、自由な気がしない。そんな感じ。一方のThe King Of Limbsは夜の樹海に迷い込んだ感じ。周りは暗いし木ばっかだし…だからまるでどこかに閉じ込められてるような気になる…みたいな。
このアルバムの特徴の一つに「ダンスミュージックへの接近」というのがあると思います。AmazonやらiTunesやらのレビューをみると「トムヨークは以前からダブステップなどのダンスミュージックに興味を示しており…」的なことが書いてあるのをよく見かけます。今作の楽曲のリズムというかパーカッションというか、他に比べて少し独特な感じがしませんか?「ふしぎなおどり」でもできそうな感じ…ダンサブルで独特な感じも今作の魅力の一つだと思うんです。
ライブでのセトリがめまぐるしく変わるRadiohead。The King Of Limbsのツアーのセトリを見ると分かりますがAmnesiacの曲も多く入っているんです。Packed Like Sardines In A Crushed Tin Box(やっぱりタイトル長ぇ)やHunting Bears(The National Anthemのアウトロに弾いてたらしい)、更にはまさかのBサイドの曲(The Amazing Sound Of Orgy)まで…
確かに合ってる気がします。というのも、AmnesiacからもThe King Of Limbsに似た閉鎖感をじるんです。あとこれも、他に比べて人気低いんですよね…なんでや…
そしてそして、このアルバムの収録曲のライブバージョンやトムのソロバージョンがまあ素晴らしいと思うんです。
コリンのベースがカッコイイ…
コリンのベースがカッコイイ…
コリンのベースがカッコイイ…
しか言ってねぇ…コリンのベースラインの良さ味もこの作品の魅力です。コリン万歳。
もう一つのトムのソロバージョンですが、
このトムのソロバージョンが好き過ぎて、高校の文化祭で披露しました。ダダ滑りでしたがw
bloomの見方変わりました。美しい…
厳密にはソロじゃないのですが、トムのピアノの弾き語りがベースになってます。これも美しい…
…とまあ、こんな感じで思ってた以上に推しポイントが出てきて自分でも少し驚いてますが、この不思議な閉鎖感ある雰囲気がこのアルバムの魅力かなと思います。確かにこの閉鎖感、好き嫌いは別れるかと思いますが、それにしては人気がねぇ…このアルバムが好きな方はフレンズです。きっと。うん。
それではここらで失礼します!長文になってしまいましたがご覧いただきありがとうございました!