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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

STUDY☆QUESTを作ってみた

2017.08.05 15:00


STAR勉強法を生徒たちに落とし込むべく、

決してドラクエ11に感化されているわけではありませんが、

RPG風の物語を作ってみました。

その名も【STUDY☆QUEST】!!安易ですね。



早速お試しで第一話をご覧ください。

あ、こちらメイン登場人物?のスターマンです。




STUDY☆QUEST 第一話




あの日、僕は西の空に一すじの流れ星を見た。



「おい、起きろよ。いつまでも寝てると喰っちまうぞ」

聞き慣れない誰かの声で目が覚めた。

眼前には見知らぬ光景。僕は見たこともない小屋の中に居た。

慌てて声の方を向くと、星の形をした化け物がいた。思わず大声が出た。


「うるせぇなぁ。お前それでも予言の勇者か?」

ここから、もちろん僕だって予想もしていなかった壮大で奇妙な、

だけどどこか温かい、大冒険の幕が上がる。



STUDY☆QUEST

〜オール3以下だった僕がSTAR勉強法で勇者になったお話〜



星の形をした化け物は、僕に言った。

お前はこの世界を救う勇者だと。


僕の記憶が確かならば、

僕は地元の藤沢市の公立中学校に通う何の変哲もない中学生3年生で、

体育の成績は3。というか成績は全部3。いや違った。数学と英語と理科は2だ。

お調子者で先生にはよく怒られる。提出物は答えを写して出す。趣味は漫画とゲーム。

うん、考えれば考えるほど、勇者とは程遠いタイプのはずだ。


だけど星の形をした化け物は執拗に迫ってくる。

「で、どうすんだ?世界、救うのか?救わないのか?」

このキャラクターの動きといい、部屋の質感といい、

随分リアリティのある夢だなぁと僕が自分自身の夢のクオリティに感心していると、

なかなか質問に答えないのが気に入らないらしく、星の形をした化け物は余計に絡んできた。

「やる気あんのか?」

あるわけがない。



そこで小屋の扉が開いた。

そこから、僕と同じ年ぐらいの可愛い女の子が入ってきた。

一瞬ドキッとしてしまったが、なるべく顔には出さないように努めた。

学年一の美女とも呼ばれる優子ちゃんにどこか似ているその女の子が僕の顔を見て言う。

「目覚めたのですね、勇者様。心配しましたよ」

想像通りのやさしい声だ。うん、悪くない夢だ。いいぞいいぞ。

間髪入れずに星の化け物が言った。

「でもさっきから話が通じねぇんだ。使いもんにならねぇかもな」

お前はうるさい。



女の子の後ろから、もう一つ声がした。

「これこれスターマン。勇者殿は起きたばかりで混乱しておるのだ」

しゃがれているけれど、どこか聞き覚えのあるやさしい声。

女の子に続いて部屋に入ってきたのは、RPGとかでよく見る魔法使いのコスプレをしたおじいさんだった。

「はじめまして、勇者殿。わしは大賢者モンテスキュー。少しわしの方から説明をしようかの」

自分で創り出したキャラクターながら、自分で大賢者って言わない方がいいんじゃないかな、という突っ込みはこの後ずっと内緒にしておいた。



大賢者モンテスキューは色々なことを教えてくれた。

ここは勉強がすべてを支配する世界。

勉強力の強さと使い方がモノを言う。

受験城に住む魔王が世界を混沌に陥れていて、

人々は魔物たちの脅威に日々怯えながら暮らしている。 


そんな人々に希望を与える予言を、 先日、世界一の長寿であるおばば様が授かった。

「世界樹のふもとに半袖短パンの勇者が現れ、4人の仲間とともに世界を救うであろう」

そして、そのタイミングでたまたま世界樹のふもとに現れた半袖短パンの男が僕というわけだ。

おい、僕の夢よ。さっきまでと比べると少し雑な設定じゃないか。



突っ込みどころはたくさんあったが一番気になるワードを質問してみた。

「あの…あの星の形したやつは魔物?」

「いや、スターマンは精霊の類じゃ。勉強の精じゃよ。魔王に対抗する唯一の希望とも言われておる」

そこで少しやる気がなくなった。どうせならあいつが大魔王ならテンションが上がったのに。



旅の道具は既に準備がされていた。

「とりあえずは城へ向かう」と大賢者モンテスキューは言った。

優子ちゃんに似ている美少女、シンシアも同行すると聞いてやる気が上がった。

星の化け物スターマンも同行すると聞いて、すぐにやる気はフラットに戻った。 


村の人達は総出で僕らの旅立ちを祝ってくれた。

鳴り響くファンファーレ。揺れる旗。巻き起こった拍手。

僕の装備は鉛筆によく似た剣と短パン半袖。

勇者って感じではないが、「格好良いですね」とシンシアが言ってくれたから問題なかった。

「勇者にしちゃダセえ格好だな」というスターマンの一言は聞こえないふりをした。



村の門をくぐる。

大賢者モンテスキューが「はじまりじゃ!」と声を挙げた。それから少しむせた。

ゴホゴホとファンファーレと拍手と抜けるような青空に彩られながら、

さぁ、僕らの大冒険が始まった。




〜予告〜

旅に出た勇者一行!早速モンスターが襲いかかる!RPGっぽいね!

【モンスター出現!スマホン 勉強力10】
というクレジットが突然目の前に出てきて僕は驚いた。戦闘だ! 
スマホンの「夜更かしスマホ」攻撃!バキ!
「勇者は瀕死だ」え!瀕死!?

はたして彼らは世界を救うことができるのか!?



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なんちゃってね。