仮説
夏期講習がスタートして2週間が経ちました。
1学期、それ以前の学習データを元に学習を進めています。
前回のブログ5回目でもお伝えしていますが、
小学生はちょっと複雑な割合の問題の復習に時間をかけています。
指導のコツは、
あまり多くの情報を与えないことです。
まず、図を書いて、どこを求めたいのかを「決める」(キター。
ここで難しいのは、
「かけ算」を使うのか?
「わり算」を使うのか?
こういうときは〇〇算だ~!
というのは言いません。
どっちかなぁ。
例え、間違って「わり算かな」(ちょっと決める
と言ったとしても、
「ちがうよ!」
とも言わない。
「やってみるかぁ」
式を立ててみる…。
「あれ?」
どした?
「図のこの部分を求めたいのに、もとにする量より大きくなっちゃった…」
お!
「わり算じゃない!」
ふ~ん、じゃ、違う方法で試してみるか!
みたいなことをやっています。
指導法は人それぞれ。
塾生の理解度によっては、「こうだ!」って教えるときもあります(^-^;
勉強を通して学ぶことはたくさんあります。
よく「失敗から学ぶ」という言い方がありますが、
失敗、という言葉にはなんとなくネガティブなイメージがある。
成功の反対は失敗、ではなく、何もしない、
ということを塾生に伝えていますが、
「〇〇しない」という否定形の指示に人は対応できない。
何もしない、という行動はない。
では、それを行動に置き換えると何か?
それは、
仮説を立てる、
ということ。
小学生だけでなく、中学生にも伝えています。最近は高校生にも。
大人にも。
まずは、仮説を立ててみる。
その仮説に従って行動して、
うまくいったら、
どうしてうまくいったのか?を考える。
うまくいかなかったら、
どうすればうまくいくのか?を考える。
解き方、よりも
考え方。
そんなことを常に意識しています。