オープン3年目に入った「わかば親と子の広場そらまめ」
―ショッピングタウンわかばに「わかば親と子の広場 そらまめ」が開設されて3年目。
「そらまめ」ができて、街が変わったとよく言われます。
いまそらまめは、若葉台でどんな役目を果たしているのでしょう。
運営主体の認定NPO法人若葉台理事長・白岩正明さんとそらまめ責任者の
春口悦子さんに話を聞きました。
白岩 「 開所3年目に入り、〝そらまめ〟は、親と子の関係、子育ての悩みなどに向き合う、
子育て支援センターのような機能を果たしつつあります。スタッフが経験をもとに、
アドバイスしたりですね」
春口 「そうですね。ちょっとしたことでも、皆さん、一生懸命聞いてくれます。
子育てが楽しくなった、と言ってくださるお母さんもたくさんいて嬉しいです」
白岩 「大事なのは、子育ての中で、人とのつながりをどうつくっていくかですね」
春口 「そらまめでは、みんな仲がよくて、一緒に子育てしてる感じですね。
初めてのお母さんには『何日に生まれたの?』『いま何カ月だから一緒ね!』
こんな話の中で、自然に輪の中に入れるようにしてくれています」
白岩「それはいいですね」
春口「不思議なのですが、ここではお昼を食べ終えると、みんなが自然に
大きな輪になる。そして話すんです。
『うちはこうなのよ』。ホタルをみんなで見に行ったり、つながっています」
白岩 「そらまめで、人同士がつながり、そこから誘発されて
いろいろな動きになっています。子
育てに目を向ける住民も増え、地域のことをトータルで見る人が
多くなったようです」
春口 「さらに、パパの参加もお願いしたいです。パパが入れる雰囲気作りが大切。
土曜日など、夫婦で一緒に子育てできるといいですね」
白岩 「利用者の裾野も広がってきています。そらまめで子育てした人たちが、
そのつながりをもとに、地域でさまざまな活動を展開しています。
これからはさらに、一時預かりにもしっかりと取り組みたいですね」
(2016年10月号から)