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料理家 栗山真由美's web

ご来場いただきました皆様、ありがとうございました!

2017.08.01 17:05

去る7/29(土)に開催されました、「そうだ!ポルトガルへ行こう 2017 Summer」イベントは大盛況の内、閉会することができました。

お越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。

ポルトガルを知らない方には興味を持っていただけ、ご存知の方には、より好きになっていただけたらなら幸いです。

私の担当は食セミナーでした。

「美味しいポルトガル」と題した、ランチボックス付きで、ポルトガルの食文化についてお話しさせていただきました。

am11:30~とpm1:00~の2回だったのですが、改めてお詫びさせていただきます。

11:30の開始時間に到着という失態を犯しまして・・・特に1回目に参加いただいた方々には、非常にバタバタとした対応になってしまいました。

申し訳ありませんでした。

原因は、毎度毎度、私の時間の読みが甘いこと。

にもかかわらず、楽天的に捉えてしまうこと、サービス精神などでしょうか(汗)。

ギリギリまで仕込みに追われていました。

作ったのがこちら↓

圧巻のランチボックス、30個!!

自分史上初です💦

内容はこちら↓

● Bifana (ビファナ) ポルトガルの国民的豚肉サンドイッチ。

 ● Pasteis de Bacalhau (パスティス・デ・バカリャウ) みんな大好き、干し鱈(バカリャウ)コロッケ!

 ● Rissóis (リソォンイッシュ) エビクリームの包み揚げ。 

 ● Bacalhau à Brás (バカリャウ・ア・ブラシュ) ポルトガル人が大好きなバカリャウ(干し鱈)料理の中でも、最も人気のある家庭料理です。

 ● Frango Assado com Massa de pimentão (フランゴ・アッサード・コン マッサ デ ピメンタォン) ポルトガル風焼き鳥。

● Salada de Cenoura (サラダ・デ・セノゥラ) にんじんのアーモンドサラダ 

 ● Sopa de melão メロンのスープ。

● Vinho de Branco ou Água mineral 白ワインかミネラルウォーター 

このイベント、3回目だったのですが、前2回とは形態が大きく変わりました。

全体像が見えづらく、手探りの部分も多かったのですが、当初、食べ物関係の出店者は私だけでした。

お菓子は自分は専門ではないので、別の方を立てることになりましたが、それ以上の情報はなく、自分に置き換えて考えました。

自分がお客さんだったらです。

こういったイベントで食が楽しめないのは、私的にはありえなく、「せっかく来たのに食べるものがない」としたら、がっかり。

担当するランチボックス付きのセミナーは予約制だったので、その20名以外の方は何もない・・・それは気の毒ではないか?というサービス精神で、「販売のみのランチボックス、10個作りましょうか」と申し出ていました。

甘かった〜😭

まず、Bifanaに使うパン。

ポルトガルっぽいパンって、日本ではなかなか見つけられなくて、えーい!と焼くところから😅

これも、私的にはもっとスキルアップしたいのですが、今のところのベストということで。

余ったパンとお肉で翌日作った、ミニビファナ。

何と!干し鱈コロッケは60個も揚げたというのに、写真を忘れてたことに今気づきました😅

めちゃくちゃ焦っていた頃です。

干し鱈の塩抜きシーンのみ↑

Rissóisも同じく、完成品の写真がない!😅

クリームの下ごしらえシーンですが・・・これが美味しいんです。

エビの茹で汁もクリームに加えてね、旨味、たっぷり。

本来は皮も手作りしますが、餃子皮で代用させてもらいました。

Bacalhau à Brás は細切りのポテトフライを使いますが、ポルトガルではこれが市販されています。

これさえあれば、簡単な料理なのですが、日本にはないので・・・細切りポテト作りから。

上の方の写真のように、10個のジャガイモを千切りして、水にさらし、もみ洗いを3回ぐらいしてデンプンを落とします。

水けを取って、揚げるという・・・。

1kg近い干し鱈を塩抜きして裂いて〜、と細かい作業が続きました。

Frango Assado com Massa de pimentão が1番簡単な料理でしたが、味付けに使うパプリカペースト=Massa de pimentãoを手作り。


セミナーでは、このマッサ・デ・ピメンタォンと、Piripiriというフレイバーオイルも試食していただきました。

歓声が上がるほど、喜んでいただきました。

Piripiriも含め、拙著に詳しく載せていますので、ご覧になってみてください↓

 Salada de Cenouraも写真がないのですが・・・。

29日の本番に向けて、27日から仕込みを始めましたが、料理はナマモノです。

こんな季節ですし、数も多いので、気を遣いました。

でもやれることは、前日までにどうしても・・・と粘って、睡眠時間は3時間弱。

夜中の1時回ってる段階でにんじんの千切り 10本分をしてるあたりで、「何かおかしいだろ?」と気づき・・・でも引き返せないので、集中してやりきるしかない!!と言い聞かせました。

なんて、話をお菓子を担当された、鈴木あやさんとも当日しました。

「同じですよー!気になって、夜中に焼き直したり・・・」と。

作り手同士は共感できます。

そしてー、作るだけだともう少し単純なのですが、セミナーもしなければなりません。

いつも思うのですが、人前で行う仕事と、人知れずコツコツする仕事、これを同時にって結構難しいんですよ。

自分の場合、人前が得意じゃないってのもありますが。

そして、Sopa de melão メロンのスープ。

夏向きで、大好きなスープですが、30人分は可愛くない〜!笑

昔、どこかの名物で「タライうどん」というのがあったこと、思い出しました。

Vinho de Branco 白ワインは当日も出店されていた、メルカード・ポルトガルさんで購入。

可愛い箱入り。

管理状態が気になっていたら、メルカード・ポルトガルさんの在庫と一緒に冷やしてくれていたという心遣い。

感謝です😍

ちなみに、このワイン、教室では赤も愛飲しています。

自分の出番が終わって、ようやく、会場を見渡すことができました。

お買い物も。

このイベントの発起人、桐山佐知子さんが紹介する、ポルトガルの伝統ジュエリー、フィリグラーナ。

私は、ボーラというこのシリーズが好きで、ボールが2連のゴールドタイプも持っています。

夏向きに、シルバー、しかもボール1個も控えめで可愛らしく、前から狙っていました。

残り1個をゲット💕

木下インターナショナルさんからは、お気に入りのワイナリーSoaleiroさんのALLOを。

モシュカテールは、うっとりするような味わいにラベルも可愛いので、プレゼント用に。

こちらも購入予定だったので、ゲット。

青目海さんの本は独特の世界観が好きで3冊目。

どちらも、気概を持って本作りに取り組んでらっしゃる「書肆侃侃房」出版のもので、社員の方がいらしていたので、お話を伺ってみました。

私も長年の夢、「ポルトガル料理の本」を出したいですから。

「実用書は難しい」と予想通りのお答えもいただき、「超有名な料理家さんとかでないとね〜」などというお言葉も。

「ですよねー」😭

でもでも、諦めないし、ライフワークですから、大急ぎで達成しなくちゃならないことでもありません。

地道にやっていくのみです。

でも、これをご覧になってくださった皆様、本についてのアンケートなどありましたら(ないと思うけど 笑)、「栗山真由美のポルトガル料理の本が欲しい」と推していただけると幸いです。


そんな感じで、会場内を散歩、ポル仲間さん達とおしゃべりなどしてるうちに、津森久美子さんのファドタイムに。

爽やかな歌声に癒されました。

瞬間、リスボンにトリップした気分。

ポルトガル愛好者達の、大人の文化祭、お楽しみいただけたでしょうか?

当日はテンパっていて、お話できなかった方、写真もほとんど撮れていなく、申し訳ありません。

主催者側の想定以上の人にご来場いただけたようで、皆、喜んでいました。

個人的にも、教室の生徒さん中心に、多くの友人知人に来ていただけてうれしかったです。

また、今回から規模が大きくなったこともあり、ボランティアの皆さんにもサポートしていただきました。

とりわけ、私のランチボックスの販売をしてくれたSくんとAちゃん、私のアシスタントNさん、ろくな指示もできなかったのに、察して的確に動いて下さって、ありがとうございました。

おかげさまで、ランチボックスは発売から1時間経たずして完売したそうです。

そして、スタッフの皆様、お疲れ様でした。

規模を大きくしてのトライアル、より多くの人に知って触れていただけて、良かったですよね。

リーダーの桐山さん、大変、お疲れ様でした。

私も参加できて幸せでした。

時間の読み含め、課題はありますが、次への一歩としたいと思います。


最後に、ご来場いただいた皆様、重ね重ねありがとうございました。

こんな感じで、他国と比べると規模は小さいかもしれませんが、愛情いっぱいのポルトガルコミュニティです。

また、東京で、国内で、いえいえポルトガルでも、お目にかかれることを楽しみにしています。