グアテマラシティでタクシーをチャーター!
ティカル遺産(UNESCOの世界遺産)のために訪れていたフローレスを後にし、今回の旅の最終日、そして最終目的地である首都グアテマラシティへ!フローレスのムンド・マヤ国際空港からアビアンカ航空の飛行機に乗ること一時間。この旅すでに3度目となるラ・アウロラ空港に到着しました!
グアテマラに来る前も来てからもずっと、グアテマラシティを観光するかどうかさえ迷っていたのですが…せっかくグアテマラまで来たので、やはり1日空港で過ごすのはもったいなさすぎる!ということで、観光します!
しかしながら、何と言っても一番の懸念材料は「治安の悪さ」。外務省の「たびナビ」から送られて来る緊急治安情報を見ていても、ピストルを使った強盗や、外国人を狙った殺人などが起きているようで、不測の自体が起きないか、やはりどうしても心配なものは心配です…。
でも、昼間の明るい時間帯で、グアテマラの地元警察が日常的にパトロールしているであろうメジャーな観光地のみに絞って行動し、市内で注意換気されている治安悪化地域にさえ近づかなければ、危険な事態に巻き込まれるリスクもだいぶ軽減できるはず!ということで、何かいい方法がないか探すことにしました。
アウロラ空港の到着口(ゲートを出る前の空港敷地内)にあるインフォメーションセンターで、半日か1日のグアテマラシティ観光ツアーがないか聞いてみると「ない」とのこと。空港を起点に、アンティグア、パナハッチェル、ケツァルテナンゴ、ティカル遺跡、コパン遺跡などの都市へ行くツアーはあるようでしたが、なぜかグアテマラシティだけない…。
「ないことないだろう!」と内心思いながらも、ほかに話を聞けるツアーデスクがあるわけでもないので、仕方なく何かいいアイデアがないか相談してみると、提案されたのが、「タクシーのチャーター」でした。
実はタクシーをチャーターする方法は何度か頭をよぎってはいたのですが、結構割高になるのも嫌だしなと思っていました。ですが、チャーター費用の相場を聞きつつ、値段を交渉してみると、なんと1時間10ドルでチャーターできることに!
市内観光なので、何箇所か訪れたところで走行距離はそこまでないのでしょうが、タクシードライバーさんの待ち時間(人件費)も含めて、グアテマラの物価を相対的に考慮すると、この値段はそこまで割高ではないはず…が、しかし!
グアテマラは、中米の中でも最も貧困率が高い国のひとつで、人口の4割を占める先住民の9割が貧困層と言われています。国民の平均月収はひとりあたり300ドルから400ドルほど。単純に日給で計算すると、1日あたりの平均収入は15ドルから20ドルということになり、グアテマラの人にしてみれば「1時間10ドル」は逆に安くはない、ということになりますね。
いずれにせよ、他に安全に市内に出る方法はないので、今回はタクシーをチャーターすることに決めました!しかも、運良く、一緒に観光に付き合ってくれることになったタクシードライバーがとても信頼できるいい人でした。
ところで、グアテマラシティって一体どんな見所があるんだろう…と思ったら、ぜひこちらの動画を見てみてください。活気があって、とっても雰囲気のよい街だということがわかります!