『もしあと1年で人生が終わるとしたら?』を読んだ
10代、20代のころは可能性を拡げる時期。
自分ができることが何なのかを探しているからこそ
可能性と選択肢が狭まることが怖かった。
・医者になる
・弁護士になる
・研究者になる
・獣医師になる
いろいろと将来を考えた。
そして、獣医大学に進学した後もいろいろと迷い
・臨床医になる
・研究者になる
・企業家になる
企業家になると決めた後も
自分の適性はなんなのか考え、非常に迷った。
・大手企業に行く
・獣医師資格を活かせる会社に行く
・商社に行く
・メーカーに行く
・ベンチャーに行く
29歳で独立し30代になって、
社長としての人生が本格的に始まると、
可能性を拡げるのではなく、
今いるその場所で戦える自分を作るために
何を捨てて、何を残していくのかを選択していく日々だったと思う。
20代のころのように欲張っているだけでは
時間がいくらあっても足りない。
選択肢を捨てることは怖かったが、
全てを手に入れるために欲張っていては
自分の目指すレベルの社長にはなれない。
自分の仕事にとって、
自分の人生にとって
・ 本当に大切なこと
・ 本当に大切なもの
・ 必要最小限のもの
これをいつも考えて過ごした。
そして40代。
天職にたどり着いたと感じる瞬間を迎えた。
天職=企業家と感じられたとき、
他の選択肢があっても自分はこの仕事を選ぶだろうと確信できた。
本書の中で
著者が教えてくれている4つの条件。
・ 自分で自分を否定しないこと
・ いくつになっても新しい一歩を踏み出すこと
・ 家族や大切な人に、心からの愛情を示すこと
・ 今日一日を大切に過ごすこと
この部分は
より後悔のない人生
よりよい人生だったと思えるために必要な条件
として大切だと思う。
そして、改めて本書を通じて、
自分自身を振り返ってみて
あと1つだけ
今の本業に加えてやらないと後悔しそうなことを見つけた。
本書は、学生から社長まですべての人にとって気づきを与えてくれる良書だ。